ryu’sへようこそ…オーナーのryuです。
皆さんは映画を見たい時にどうやって見るでしょうか。
- TSUTAYAで借りる
- Amazon Prime、U-NEXT等の定額見放題サービス
- 映画館・シネコンで見る
- 名画座で見る
辺りでしょうか。ryu’sのお客様であれば「ブリリア ショートショートシアター オンライン」も選択肢にありますよね。
名画座とは?
映画好きの皆さんならご存じだとは思いますが、名画座とは、
封切館での公開を終えた作品、はたまた、過去に上映された作品を、格安に上映する映画館を、このサイトでは『名画座』と呼んでいます。 『二番館』と言う呼び方もありますが、プリント本数が少なく、全国一斉公開をしていなかった時代の名残りのようです。
簡単に言えば「現在劇場で公開していない名作を劇場で安く見れる映画館」です。名画座もかなり少なくなってしまいましたが、どれも趣があって好きです。僕のお気に入りは「下高井戸シネマ」。
名画座のメリットは
- 映画館・シネコンより少し安く見ることができる
- もう一度見たい名作や、見逃してしまった作品を劇場で見れる
ことです。それに対してデメリットは
- 映画館・シネコンに比べて館内の規模が小さめ
- 映画館・シネコンに比べて音響・スクリーンが劣る
ということでしょう。家で見るよりは確実に迫力があるのですが、映画館・シネコンに比べてしまうとやや劣るのは否めない。そこがまた趣があっていいのですが、映画を楽しみたいのであれば音響・スクリーンが優れているに越したことはないですよね。
そんなあなたにおすすめなのが「爆音映画祭」です。
「爆音映画祭」とは?
爆音映画祭とは、
通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライブ用の音響セッティングをフルに使い、大音響の中で映画を見・聴く試みです。
その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見える。大音響でなければ聴こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映となります。
東京、大阪などの都市を中心に各地で不定期に上映しています。気になるラインナップですが、2019年6月4日~9日に東京ユナイテッド・シネマアクアシティお台場では、
- ボヘミアン・ラプソディ
- グレイテスト・ショーマン
- ラ・ラ・ランド
- マッドマックス 怒りのデス・ロード
- バーレスク
- レディ・プレイヤー1
- ヘアスプレー
- 劇場版シティハンター
- ドラゴンボール超 ブロリー
以上9種類のラインナップになっています。
音響にこだわるだけあって音楽映画やミュージカル映画が多いですが、大迫力アクション映画やSF映画など幅広く上映します。ドラゴンボールのチョイスは謎だがきっと人生で一番の「かめはめ波」が聴けるはず。そこに価値があるのかは分からない。
「爆音映画祭」のここが凄い
「爆音映画祭」の魅力は2点あります。それは
- 音響が凄い
- 映画館・シネコンのスクリーンで見ることができる
ということです。前者は語彙力がなくなる位凄い。僕が「爆音映画祭」で初めて見た映画は『はじまりのうた』です。
生きることに疲れた時は『はじまりのうた』がおすすめ。
— ryu (@ryu_jam) 2019年5月4日
スターになった恋人に浮気されたグレタと落ち目の音楽プロデューサー,ダンが出会い最高のアルバムを作る。
恋や愛ではなくとも大切な存在になるということ。音楽で世界は魔法のように輝くと知りました。音楽と人が素晴らしい音楽映画です。 pic.twitter.com/AnsCZLjnqH
先日Twitterでも紹介した映画であり、僕が一番好きな映画である『はじまりのうた』。
「正直ストーリーも音楽も音も覚えきっているし、爆音映画祭で見るまでもないかな…」
なんて思っていた僕も、キーラ・ナイトレイがアコギを弾き始めた瞬間に悟った。僕は馬鹿だ。
聴こえてくる音は全くの別物でした。家で、スマホで、何度も見ていたはずの映画が全くの別物になり、まるで初めて見るかのような感動を覚えました。
僕は音楽が好きです。多くのプロの演奏を聴き、また自分でもギターやベースを演奏するのですが、その音楽人生の中でも経験したことの無いようなアコギの音圧。こんな音が出せるものなのか、音とはどこまで奥が深いのだと、心底驚いたのを覚えています。その音圧は文字通り音の圧であり、座っている自分の全身が振動しているのを感じます。
音楽のシーンだけでなく、街を歩く足音、服のこすれる音、キーラ・ナイトレイの呼吸に至るまで、映画の細部まで聴こえます。今まで聴こえなかった音が持つ情報量は凄まじい。
「爆音」だけど爆音じゃない
ここまで読んで、「何かうるさそうだし嫌だな…」と思った方、正直に手を挙げてください。大丈夫。僕は正直者の皆さんに優しく握手をしたい。
「爆音映画祭」は「爆音」だけど爆音じゃないのです。イメージしてほしいのは極上のライブハウス。
「ライブハウスってうるさいじゃん!」と焦らないでほしい。極上ですよ極上。元々映画館の大音量で流れる前提の映画は、音の大きさを上げても耳障りにならないように調整されているので、爆音でも爆音じゃないように感じるのです。厳密には音の大きさと言うよりも音質が良くなっていると考えるべきですね。
「ライブハウスなんて行ったことないよ…」という方は海や滝の音、雨の音をイメージしてほしい。結構な音の大きさのはずなのに、不思議とうるさく感じないですよね。それどころか気持ちが落ち着く程ですよね。
「爆音映画祭」は心地よい爆音なのです。
正直こればかりは行ってもらう以外ないと思います。僕も行く直前まで「そこまでじゃないでしょ」とか思っていたのですから。GW明けで何の楽しみもなくなってしまったという方は、是非「爆音映画祭」に行ってみてはいかがでしょうか。