OCEAN TOKYOはある意味ズルい。

どーも、ライターのはなまるです。

OCEAN TOKYO 日焼け止めを売る

OCEAN TOKYOが日焼け止めを売り始めた。結構前のニュースなんだが、最近日光が煌々と俺の肌を刺激してくるから日焼け止めを買いたいなと思っていて、ふとインスタを見て気づいた。日焼け止めの容量を見てないんだけど、2,000円を超えてた。

まあまあ高えな。調べてみると60gらしい。日焼け止めなんぞ、安いものを選べば、1000円以下は余裕である。特に女の子用の日焼け止めはかなり安いからな。2,000円代は、資生堂のアネッサぐらい。それより上はもっとすごいやつらだ。

そう考えると、このOCEANの日焼け止めはかなりの価格設定だ。シャンプーやワックスはまあ、こんなもんだろって感じの値段設定だったが、日焼け止めはまあまあ高い。

OCEANって良いものを使っているけど安いみたいなところがある。まあ、ぶっちゃけ素人だから、良いものどんだけ使ってようと違いはわからん。だから、日焼け止めにもさぞ良いものが使われているんだろう。

発信力こそ無敵

OCEANが良いものを使っても、安い値段に設定できるのは、ひとえに発信力の強さだ。

ぶっちゃけた話、資生堂ですら、CMを売ってる。年間何億円という予算で広告を打ってる。あいつらが広告を打つから、広告代理店の若手が死にかける。

というのはさておき化粧品は原価はそんなに高くない。極論すれば、シャンプーなんてほぼ水だし、化粧水もほぼ水、乳液もほぼ水。大体の化粧品は水まである。四捨五入したら水だ。水の原価なんて、微々たるもんだ。

科学的におしゃれな成分を入れたとしても、主成分が安いんだから、そんなに高くなることはない。ところがどっこい世の中には、数万円を超える化粧品が溢れている。ほぼ水だぞと言いたくなるが、俺も5000円を超えるシャンプーを使っていたことがあるので、なんとも言えない。

ほぼ水の化粧水にお金をかけていることを突かれるとなんとも言えない気持ちになる。化粧品がなぜあんなに高いかと言うと、ひとえに広告費なのだ。

要は広告を打つのに金を使うのだ。というかだいたい世の中の商品の値付けっていうのは、広告費用を回収するために、広告費用が上に乗ってる。化粧品1000円のうち、材料費は200円、残りの800円は広告費みたいなもんだ。まあ、人件費もそりゃ入ってるだろうけど。

OCEANが強気の価格設定をできるのは、この広告費がいらないからだ。いらないと言えば嘘になるが、CMだったり、インスタに広告出したりと基本的に広告代理店に頼むようなことをする必要がない。

自分たちが広告塔になって売れるんだから。

これはズルい。この時代ならではの売り方ではあるが、やはり、名前だけで売れる、SNSだけで売れると言うのは最高に強い。

プロモーションとか死ぬほど金かけて、広告代理店の人間が徹夜で頭から絞り出して、考えたプロモーション戦略より、三科光平が動画作って、高木琢也がインスタ投稿した方が売れる。

かなしいな。俺らみたいな企画考える人たちの存在意義が問われてきてるね。

とはいえ、ぶっちゃけ正解なんだよな。自社のプロダクトを広告なしで売れるってのは、最高に理想の形だ。当然、クリエイティブ作ったり、量販店に置く交渉とかは、他の会社を噛ませてるんだろうけど、広告予算をほぼ使わなくてモノが売れるっていうのは最強だ。

はっきり言って、企業が数億円で、こんなCM作るのかよって思うこともあるし、裏側を知ってるからこそ、お前らの払ってる数億円悲しい使われ方してんぞって思うこともある。

だから、OCEANの売り方はズルいよねって話

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