ryu’sへようこそ…オーナーのryuです。
「流行は作れる」
突然ですが、流行は作れる。可愛いも作れる。化粧before&after動画を見るのが好きです。
ファッション業界と同じく音楽シーンにも流行があり、それにはサイクルがあります。
4つ打ちが流行り、シティポップが流行り、エモ→チルへの移行が進む今。
正直流行を追うの大変じゃない?
そんな人に朗報です。
“Nulbarich“だけ聞いていれば流行が分かります!
そもそも”Nulbarich“とは何なのか。
2016年、シティポップが流行り始め、「”Suchmos”最高だよな」って人が急増。
そんな中、突然発表されたMVがこちら。
完全にシティポップ狙いに来てる。
“Suchmos”ファンを根こそぎ奪おうとしている。
シティポップの流行に合わせて結成され、覆面バンドで情報を制限することで興味を集めまくる策士バンド。
“Nulbarich”の勢いは止まらない。
メンバーのJQが情報を徐々に開示することで日本でのシェアを拡大。(“Jamiroquai”のVo. JKを想起させる名前で布石を打つ)
アシッドジャズ界の神”Jamiroquai”の武道館公演でオープニングアクトを努める。
商売上手過ぎる…
海外でEDMが流行っているならば、もちろんEDM要素を取り入れ、海外へとシェアを拡大していく。
資生堂”アネッサ”のCMを依頼されれば、CM映えするサビの曲をしっかり用意する。
その実力を見て
・HONDA
・三井アウトレットパーク
・CITIZEN
など豪華な顔ぶれが依頼。強い。
そして2018/11/20にこのMVを公開。
このタイミングでこのMVを出すのが特に策士だと思う。
流行に合わせて一曲だけ有名になっても売れ続けないバンドっていますよね。
その理由って
- その曲と他の曲のジャンルが違う
- 売れた時と今でやってるジャンルが違う、「変わってしまった」
とかだと思うんですけど、Nulbarichの場合は国内外問わず売れ始めたタイミングで
「当時のシティポップの要素を含みつつ、今流行るチル要素も足した曲」
を出した。
「変わっちゃったと思ってたけど変わってない!格好いい!好き!」
ってなっちゃいますよ。そりゃあ。
そして今年に入り、グラミー賞の最優秀レコード賞を「This is America」が受賞。最優秀レコード賞史上初めてラップ曲が受賞する程、ヒップホップの評価が高まっている今、Nulbarichはどうするか。
ヒップホップ要素入れるに決まってるじゃないか。
もちろん安易にラップ調にはしない。薄く、ほんのり今風の軽やかなサウンドやトラックを入れる。
Nulbarichの最も特筆すべき所は、様々な要素を自分達の売りに合わせて取り込む器用さだ。
彼らならずっと売れ続けてくれるだろう。
流行を知りたいあなた、おしゃれな音楽が好きなあなた、音楽が酸素なあなた…
Nulbarichだけで生きていけるぞ、聞くんだ。