どーも、ライターのはなまるです。
みなさん、ご存知だろうか。最近長期休暇と言う名の夏休み、否活動休止を発表したK-POPグループBTS。ハングル表記は방탄소년단。読めねえ。防弾少年団という日本名も持っている。流石の韓国兄さんのネーミングセンスだ。東方神起並みにイメージが分からない。
まあだいたいグループの名前なんて意味わかんないんだよ。その点は日本も負けてない。岡崎体育ってなんだ。Mr.Childrenってなんだってなる。
防弾ってなんだ、グループ名につける名詞のチョイスじゃない。さらに言えばそのあとに少年団を付けるあたりが怖い。まだ少年時代とかならわかるけど、コンセプトが全く伝わってこないのはさすがだ。
ちなみにBTSがなんの略なのか俺は知らない。ちなみにTBSはTokyo Broadcasting Systemの略。
ネーミングセンスはいかにもキムチな匂いがプンプンする。冬のソナタが俺の頭の中と耳の中、そして心の中に聞こえてくる。
RMでラップモンスターはやべえだろ。自分の名前をRMにするのはまあなんかわかる。イニシャルなのかなって思うけど。まさかのラップモンスターの略とは夢にも思うまいよ。
ネーミングセンスは置いておいて、このBTSというグループの本質はそのグループとしての音楽性にある。ゴリゴリのヒップホップ。
顔面偏差値については様々な意見がSNS上で、飛び回って、様々なところで爆発炎上しているが、ヒップホップを中心とする音楽性はマジでサランヘヨって感じ。ってか俺の知ってる韓国語がサランヘヨとキムチしかない。俺の語彙力やばい。
BTSの音楽性はアイドルじゃない
そう、コイツらのヒップホップのセンス半端じゃない。曲の尖り方がヤバイ。日本のジャニーズには絶対にできないクオリティのダンスと歌。歌に関してはあんまり歌唱力が重視されるようなバラードが多くないからあれなんだが、ダンスとラップがとにかくやばい。
このBTSというグループがアメリカ、ひいては世界で認められたのは間違いなくグループの方向性がゴッリゴリのヒップホップだから。
ヒップホップって物凄く響きはチャーミングでポップなんだけど、正直曲自体は日本人が聞くと、あんまり好きじゃないタイプの曲だと思う。
編み込みの真っ黒に日焼けして、首にはシルバーアクセサリーとヘッドホンんでTシャツにはデカデカと人の顔みたいなタイプの人間がシャカシャカ聞いてそうなイメージなのがヒップホップ。ヒップでホップっていう日本語のサウンドからは想像もできないぐらいにYo! Yo!って感じ。
あとはラップ。ヒップ。ホップ。ラップって感じ。響きも似てるんだけど日本人にラップはあんまりささらない。日本人が知ってるラップって多分「一生一緒にいてくれや」ぐらい。あれラップじゃなくて、レゲエだから。勘違いすんな。
世界の流れヒップホップ
日本に音楽はウケないながらも、世界に受けた理由は1つ。世界的な流れがヒップホップだから。
世界ってかアメリカ。エンターテインメントの中心。世界のエンタメの中心アメリカ。自由の国アメリカ。銃を乱射する自由と人種差別する自由が認められているアメリカ。
パンがないなら銃を持てばいいじゃないと言い出しそうな今アメリカの流れは完全にヒップホップ。アフロジャックとか聞いたことあると思う。だってアイツら、音楽かけたらすげえ陽気に踊り出しそうじゃん。
そういうこと。back numberじゃアイツら踊れない。なんだよこれHAHAHAとか言いながら、クソ長いメスシリンダーみたいなやつにビール入れてがぶ飲みしながら、ピザみてえなハンバーガー投げてくる。
そんなアメリカンたちにBTSは突き刺さった。そんなヒップホップの本場で認められたのがBTS。世界的な知名度で言えば、嵐やら、SMAPなんてワンパン。嵐が70点だとするとBTSは65億点ぐらいの開きがある。
アメリカでパフォーマンスした彼らの動画をご覧ください。
みなさん。お気づきいただけただろうか。耳のいいみなさんなら気付いたと思う。
こいつら、韓国語で歌ってやがるハムニダ。
すげえ。韓国語ってなんかあの将軍様のニュースのイメージあるからクソダサいイメージがあるんだけどこれかっこよすぎるやろ。
いやね。何が凄いかって韓国語を歌えてることじゃないのよ。当然母国語韓国語だから韓国語が上手いのは当たり前ハムニダ。
アメリカって完全ドアウェーの土地。アジア人ってだけで中指立てられて、黄色い猿呼ばわりされる。そんな土地で堂々と自身の母語で歌いきって評価されたって相当アメリカ人がこのBTSってグループを高く評価してるってことだと思う。
それだけBTSというグループの音楽は優れているんだけれども、これが日本人には刺さらないんだよなぁ。
ファッションアイコンとしてのBTS・音楽としてのBTS
BTSはファッションって側面だとすでに原宿を中心に日本に馴染んできてる。それこそメンズメイクやってる連中なんて、大半がBTSのパクリ。間違ってもマツコデラックスみたいなメイクの路線のやつは原宿にはいないだろ。
白い肌にカラコン入れて髪の毛はハイトーンのちょい軽めのマッシュ。もうこれで量産型防弾少年団の完成。さらに言うならちょい派手めなピアスとシャツ着ればもう、明日から君も防弾少年団の仲間入り。
ヒップホップとファッションの関係ってかなり深い。マリアナ海溝ぐらい深い。
ファッションリーダーって点ではBTSはかなり深いところまで日本の中に入り込んでいる。以前も書いたけど音楽とファッションて遠いようでかなり近い部分がある。
ところがどっこいこれが音楽面になると途端にBTSは日本人にはこうかがないみたいだ…。
さっきも言ったけどやっぱり日本人にゴリゴリのヒップホップは合わない。それよりはback numberみたいななーんの変哲も無い普通の音楽だったり、No. 1にならなくてもいい~♩とか思い出ずっとずっと~♩とかそっちの方がウケる。
綺麗でメロディーラインがはっきりしてて、歌詞も韻を踏むとかってよりは自分自身を投影させるような、会いたくて会いてくて震えるようなものが日本人は好き。
もちろん、言葉の性質上英語とは違ってリズムに乗って韻を踏みにくいって部分も影響しているとも思う。
BTSみたいないわゆる外しのある音楽っていうか、ある意味ダサかっこいいみたいな歌は日本だと受けない。日本の大学生御用達のカラオケでも歌いにくいしな。
こちらをどうぞ。
こんだけカッコよくアンパンマン。否アンパンメェンを歌えるグループこいつらぐらいだよ。8頭身ぐらいで、鋭い目つきのアンパンメェンが「愛と勇気だけが友達さ…」ってタバコ吸いながら言ってそう。
たぶん嵐がアンパンマンって曲出したら、Love so sweetっぽくなること間違いなし。ものすごくポップなアンパンマンになる。たぶん、イントロだけで恋が始まるアンパンマン。「メロンパンナ。お前、俺に惚れてんだろ」とか言い始めるアンパンマンが想像できる。
いかにもJ-POPみたいなMrs. GREEN APPLEとかヒゲダンみたいなポップ。もうなんかポップに振りすぎてポップ、ポッパー、ポッペストみたいな感じの音楽を聴くのも全然いいよ。ってか売れ筋はそっちだし。
東方神起なんかは完全にJ-POPとして売り出してたけど、BTSはそうじゃない。時々ポップな曲もあるけどそれが少数派。
ポップな曲が好きなのはわかるよ。聞き馴染みのある曲って聞きやすいから。でもさ、BTSみたいな音楽も聞いてみてもいいと思う。まずは入り口としてDNAとかFAKE LOVE聞いてみ。
以上