どーも、ライターのはなまるです。
DASADAが始まりました。なんだこれ。ペットボトルが光りました。みたいな字面。意味がわからない。
坂道あるあるのドラマがスタートしました。乃木坂でいう初森ベマーズ、欅坂でいう徳山大五郎を誰が殺したか。坂道のメンバーたちが出演する学園ドラマだ。
彼女たちの下ろしたての大根役者っぷりが際立ってしまい共感性羞恥が発動してしまいチャンネルを変えたくなる現象が今年も帰ってきました。
DASADAのコンセプトは「ただ小坂菜緒が可愛い」
完全にシリアスな笑いに振り切った野球界のイナズマイレブン、リアルドラベースこと初森ベマーズはまだよかった。もう、演技力とか関係なく笑いを取りに来てた。西野七瀬のセクシーシーンぐらいしか見どころなし。
あれ、大人たちとメンバーはどういう気持ちだったんだろうな。学園ドラマやりますって言われて、内容イナズマイレブンとか勘弁してもらいたい。「花ざかりの君たちへ」とか「花より男子」を想像したピュアな俺を返してもらいたい。
さてこのDASADA。どんなドラマなのだろうか。小坂菜緒が超次元サッカーやり始めたりしないだろうか。このドラマのコンセプトはこちら。
「ただ、こさかなが可愛いだけの30分」
これだ。このドラマのコンセプトはこれだよ。マジで可愛い。いやなんか可愛いと言う表現すら申し訳なくなるレベルで可愛い。やべえよ小坂。可愛いの最上級を探す旅に出かけたい。
最初にコンセプトのポスターを見たときは誰か死ぬ感じの、世界の中心で愛を叫ぶ的な感じの、1リットルの涙的な感じのやつかと思ったが全然違った。
これまでの坂道シリーズのドラマはリアルドラベースをやったり、リアル金田一少年の事件簿をやったりと結構振り切ったものが大きかったものの今回はシンプルにちょいコメディよりの学園青春モノみたいな感じ。
乃木坂もこれにしてやってくれよ。初森ベマーズといいザンビといい。ザンビもやるなら、アスカ・ジョボビッチぐらいの感じのにしてくれたらよかったんだよ。飛鳥が銃を乱射しまくるだけでよかったよ、ウォーキング・ヨッダとかでよかったよ。
地味にスタッフは豪華で監督:河合勇人(かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~)、脚本:吉田恵里香(ヒロイン失格 花のち晴れ〜花男 Next Season〜)と豪華。とは言えラブコメではないというのが悲しい。
要所要所でただ小坂菜緒が可愛いと言う事実を突きつけてくるこのDASADA。タイトルだけ見るとNARUTOを5文字入れ替えるとDASADAになる。ちょっと何言ってるか分からないタイトルだが、
どうやら「ダサい佐田」でDASADAらしい。「だってさいたまだもん」を「ダサい」と呼ぶロジックと一緒。木村拓哉をキムタクって呼ぶロジックと全く一緒だ。
小坂菜緒の役の名前が、「佐田ゆりあ」だから「ダサい佐田」。
やはり尺の都合上、全メンバーを出演させるのは無理らしくこさかなと渡邉美穂以外は1話あたり数秒出演すればマシなレベル。ヨークシン編のゴンをイメージしていただけるとありがたい。
DASADAのストーリーは「小坂菜緒がただただ可愛いだけ」
ストーリの概要としては要約すると「小坂菜緒がただただ可愛いだけ」なのだが、やはりこれだけでは不十分であろう。
なんだかよくわからんが小坂菜緒こと佐田ゆりあの父が借金1,000万を抱えてしまう。おそらくこれが闇金ウシジマくんであれば、借金取り立て役が山田孝之であれば、1000万返済のために小坂菜緒が風俗街に売られてそこからがんばっていくというエロ重視のドラマになっていたことだろう。正直そっちの世界線も見たい。
しかしながら、年齢を考慮にいれたのだろうか、また日向坂のイメージのこともあり、「DASADA」というブランドの服を売って1,000万という借金を返済するというドラマに変更になっている。半年で1,000円。1ヶ月で166万円。1日あたり5万円。1時間あたり2,300円。小坂菜緒がおひさまに頼めば2秒で解決しそうな金額である。
山田孝之なら小坂を一発殴り、親を散々コケにして、風俗街に連行するだろうから。これに比べれば半年待ってくれるだけでも非常に優しい借金取りである。
小坂菜緒演じる佐田ゆりあとは
ちなみに、小坂菜緒演じる佐田ゆりあだが、一言で形容するならば「痛い女」である。頭の中には高級肥料で温室育ちの花々が咲き誇っている少女。不幸なことに女子校である。共学であれば、頭はアレだがモテることはできただろうに、女子校をチョイスしている。
進路相談で「私可愛いじゃないですか」という謎な発言をするなどメンタルはやはり強靭であり狂人。もしGTOなら殴り飛ばされているのではないだろうか。
ただ、ささく、富田といった友人に恵まれいじめられることはなく学園生活を送ることができている。というよりは、浮いてはいるものの脳内が豪華絢爛なお花畑のため気づいていないという表現の方が正しい。
おそらくだが、お前の席ねえから、トイレに閉じ込めて水バッシャーン、教科書に落書き、などと言ったことをやっても「可愛い私に嫉妬してるのね」ぐらいに捉えるであろう鋼のメンタリティを誇る。ここまでくれば、頭の中に花が咲いていても羨ましいと思える。
顔面は確かに可愛いのだが、インスタにタピオカを上げ続けるなどの奇行種でもある。嵐の解散のときにひたすらストーリーに嵐について聞いてもいない意見を書き連ねていたタイプと同じだと思う。
自分自身が可愛いと思うことに対して一生懸命であり、ダサいと思うことを嫌悪している雰囲気を醸し出しつつも、父親が1,000万の借金を抱えた際にはダサいと罵っていたダサい実家をかばうなど優しい一面も持っていたりする。
実際にいたら、出会って3秒でグーパンかます勢いでムカつくタイプであろう。部室で佐田ゆりあのストーリー見ながら大爆笑してるイメージしかわかない。もしくは痛すぎて近づかないか。
ささくと富田がいいやつすぎて泣ける。根は悪くない。むしろ、根がこれだから引かれるのだろうか。
普段比較的おとなしい小坂菜緒にこの役が異常にハマっている。ダニエルラドクリフが何やってもハリーポッターに見えるように。松潤が何やっても道明寺に見えるように。佐田ゆりあという役がハマっている。
ぶりっ子路線でも全然いけるという小坂菜緒が開拓した新境地であると言えるだろう。演技力が云々などというものは消し飛び、ただ可愛いから許すというレベルに達している。揺れ動く恋心とかやるなら演技力がいるのかもしれないが関係ないね。
そんな彼女が渡邉美穂演じる篠原沙織とともにブランド「DASADA」で半年1,000万円を売り上げる。否、厳密には1,000万の利益を出すために頑張るドラマである。今の所、全く売れていないわけであるが果たして大丈夫なのであろうか。
さて、こんな感じで紹介をしてみたが、見たくなっただろうか。ぜひ、見ていただけると。