どうも、ライターのはなまるです。
いや、これはガチ。おニャン子クラブ、作詞家、AKB商法、48グループ、坂道グループで有名な秋元康氏。
私は声高に「1回も握手会来たことねえだろ」と言ってやりたい。そして、秋元康を握手会に引きずり出したい。
握手会とは
オタクを満載に搭載した乗車率120%を超える列車に詰め込まれる。オタク御一行を乗せた列車目的地に向かう。
オタクにとってはどうということはないかもしれないが、普段乗っている人たちにとってはとんでもない光景が広がるのである。
人名がデカデカと刻まれたタオル、なぜか腰にぶら下がっている無数のペンライト、定期入れかと思ったらなぜか可愛い女の子の写真が入っているフォルダー。
などなどの非日常の光景が広がるのである。
さらに、誰々が可愛いだの、あの番組のこのシーンがどうだのの話を始める。両耳をヘッドホンで覆いWANIMAを爆音で聞いておきたい。
普通の乗客が黒い羊のように扱われる。オタクたちはサイレントではなく、ノイジーなマジョリティーとなり、電車の中を支配してしまうのだ。
オタクたちの支配を回避するため、オタク専用車両でも準備するべきではないだろうか。JRおよび私鉄の早急の対応が急がれる。
目的地到着
そして、目的地に着く。そしてそこから会場へ入場するまで某夢の国のアトラクションのような長さの列に並ぶ。夏は灼熱、冬は極寒。オールシーズンおっさん臭い。
1人で来た孤独なオタクはスマホのケツにコードをぶち込みながらネットをサーフィンし続け、モバイルバッテリー2個が消し飛ぶことになる。もちろん帰りの分の充電は無くなる。
仮に友人と来たとしても、1時間もすれば話す話題も単語と単語の尻を取り合うおよそコミュニケーションとは言えない不毛な時間をすごすことになる。
さらに時間が経つと、「答えは沈黙」であることに気づくことになる。薄っぺらい友情にも気づくことになるという握手会は友情の度合いを測るスカウターでもあるのだ。
メンバーのレーンに並ぶ
そのオブラート並みに薄い友情関係の友人たちと会場に入ったはいいものの、またさらにここから待つことになる。メンバーのレーンに並ぶのだ。
握手券という名の札束を抱えながら。まさにこれはオタクたちにとっての宝物なのだ。1枚で数秒の握手ができる。人によっては握手券と英単語のこれ↓と勘違いしたのか、なぜかリングに通して握手券を保持している猛者もいる。
だが、オタクたちはすごい。さすがに面構えが違う。長い間、パンパンの満員電車に詰め込まれ、劣悪な環境下で数時間も並ばされる。そして、大きな建物に入る。
これだけ書いたらまるでナチスがユダヤ人を強制収容所へ連行してきたかのようだ。
そんな、過酷な状況下に置かれていても、オタクたちは礼儀正しい。誰も文句を言わず並んでいるのだ。
さすがだ。ノーと言えない日本人。
アメリカならば誰かしらが銃を乱射しているだろう。フランスなら暴動が起きる。ブラジルならサンバを踊り始める者も出はじめるだろう。中国ならば会場が建設中だ。
特に、人気なメンバーになればなるほど並ぶ時間は長くなる。西野七瀬、長濱ねるの最後の握手会では10時間近くならんだという報告も受けている。
握手に行ったと言えば聞こえはいいが、握手に行かされているのである。冷静に考えてみるといい。女性と会うのに10時間待つのだ。
男「12時に時計台の前集合ね!」
女「うん!」
ーー22時
女「お待たせ!」
男「うん、ありがとう!」
よく待ってたな。道明寺かよ。
過疎っているレーンも、もちろん存在する。東京都があれば、島根県もあるように。だが、運営側もバカじゃない。全国握手会では「二人組」という制度を取ることで、どのレーンもメンバー人気が偏らないように調整しているのである。
ゴテンクスみたいなものだ。
しかし、時々、ラーメンとカレーが一緒に出てくるような人気メン×2を推し出してくることもある。
もしくは、単純に推しが2人一緒のレーンというような場合である。
例:ニブダヨ&お寿司など
オタクは人間である。名前はまだない。
そんな過酷な握手会の最中、いかに過酷な環境に適応できるとはいえ、オタクたちも人間だ。
そう、トイレに行きたくなる。
「ま、まずい。う○こに行きたいけど…。友達もいないし、、。」
意外と大丈夫だ。さっきも言ったがオタクたちは優しい。列を抜けることもなんとかできたりする。時々、人を何人か○してきたことがあるような、本職の方みたいな見た目の人もいるが優しい。
問題は帰ってくるときに、後ろから突入する勇気があるか否かだ。
だが、1つだけ人生の先輩としてアドバイスをしておこう。決してギリギリまで追い込んで列を抜けてはいけない。
いかに大人数を収容する建物とはいえ、
トイレが人数分設置されているわけではないのだ。トイレ自体が激混みという最悪のパターンがある。
さらにはトイレットペーパーが切れている可能性もある。
だが、大丈夫だ。お前たちにはまだ使ってない握手券が残ってるだろう?1500円のトイレットペーパーと考えると高価だが、仕方ない。最悪の場合生写sおっと失礼。
さらに会場周辺では「生写真」なるものが、ブルーシートの上に並べられ、さながらフリーマーケットのように販売されている。
あくまで、公式ではなく全身をアイドルグッズに包み込みこまれたオタクが自主的に販売しているのだ。
人気メンバーの写真はさながらブラックマジシャンやブルーアイズ、オシリスかのように崇められる。ダブりを生贄に捧げて人気メンバーを召喚するのだ。
その価格数百円~数万円。
どうしたのだろうか?写真に数万円とは江戸時代なのだろうか?
ネット上にも生写真を扱うネットショップが存在するほどの影響力である。
最後に、帰宅だ。電車で来ている場合はまたも東急東横線(オタク専用機)ができてしまう。
誰々の握手がこんなのであったと声高に叫ぶ者、ミニライブのパフォーマンスがよかったと語る者、本物のメンバーの可愛さに感動し号泣する者、う○こを漏らした者。
さながらナポレオンの凱旋のように様々なオタクたちが車内で今日の握手会の感想を嬉々として語り合っている。
またも、ただの乗客が黒い羊になるのだ。
本題:秋元康を握手会に引きずり出したい
さて、ここからが本題だ。
秋元康氏を握手会に引きずり出したい。
そう、秋元康と呼び捨てにしたい気持ちには満ち満ちているのだが、石橋を叩き割る性分の俺では氏をつけて呼ぶのが精一杯だ。
現場の苦労をわかってもらうためには、上層部を直接現場に呼ぶのが簡単なのだ。
そう、是非とも一度秋元康氏には真夏の全国握手会にご来場していただきたい。
将来の目標として、秋元康×はなまるでの対談形式の記事を書くというのが1つある。その第一歩として、秋元康氏に握手会の悲惨な状況をご覧になっていただきたいのだ。
さあ、ここからは秋元康という人物にすり寄っていきたい。媚びを100ダースほどまとめて、売りつけていきたい。
かの有名なAKB商法を編み出した。AKB商法とは握手券にCDをつけて売ることだ。
アイドルたちの時間を金で買っているわけだ。なんて、素晴らしいシステムなんだ。
CDを1枚1000円だと仮定。仮に1枚で6秒握手が可能だと仮定すると、分給10000円。時給にして売上60万円である。
おっさんたちと握手させることで時給60万円の商売が生まれるのだ。とんでもないビジネスモデルだ。これをフルタイムで8時間行えば、1日で480万円×人数分を稼ぎ出すことができる。秋元康の商才はとんでもないビジネスモデルを編み出してしまった。
日本は製品を輸入して加工して輸出するなどという時代はとっくの昔に終わりを迎えてしまったのだ。握手券の代わりにCDを付けて売るというただそれだけでとんでもない利益を稼ぎ出すことに成功してしまったのだ。
金銭を介して、未成年と接触のある行為を行わせるだけで、AKB商法と呼ばれるほどの社会現象を巻き起こしたのだ。
おニャン子クラブから始まり、とんでもない才能だ。さらに年間数百曲に及ぶ作詞も行っている。一体、常人の何人分働いているのだろうか。
そんな秋元康氏には、秋葉原から是非ともパシフィコ横浜の握手会に電車に乗って参加していただきたい。
先ほど書いたハードな状況を乗り越えメンバーと握手をしてもらいたい。
彼ほどの男ならどのように握手会を改善すればいいのか気づくはずだ。
まとめ
マジで全国握手会は過酷。オリンピックで集団競技にすべき。