UVERworldの男祭りファイナルが楽しすぎた。

どーも、ライターのはなまるです。

男祭りファイナルin東京ドーム

2年連続3度目の男祭りに参加したのでその感想を書いていきたい。

俺が唯一毎年ライブに行っているバンド「UVERworld」誰が言ったか

「歌う自己啓発本」

詳しくない人でもああ、なんとなく聞いたことはあるぐらいの感じの知名度ではないだろうか。代表曲が何と聞かれても非常に困るのだが、「SHAMROCK」「君の好きなうた」ではないだろうか。ガンダムが好きな人なら「クオリア」「儚くも永久のカナシ」。

特にSHAMROCKについてはカラオケで歌われることも多いのでご存知の方も多いのではなかろうか。ちなみに歌うときはちゃんと白と黒に色分けされたマイクを両手に持ちながら歌う必要がある。多分、マイク両手持ちでドン引きせず爆笑しているやつがいたらソイツは間違いなくUVERworldのファンである。

男だけが集まる「男祭り」

そんなUVERworldだが、「男祭り」なるライブを開催している。タイトルから分かるように入場は男子限定で会場は男だけで溢れかえる。汗臭さとイカ臭さでどうにかなりそうだが、最終的には肩を組んでMONDO PIECEを熱唱することになる。

大概バンドというのは総じて女の子に人気である。TAKUYA∞(←∞は誤字ではありません)もなまじイケメンなだけに顔ファンというのはいる。というか大体どのバンドもボーカルはイケメンな傾向にあるのでアイドル的な人気で女性が多い。

アジカンやら、サンボマスターってもっとボーカルイケメンだったももっと売れてただろと思う。マンウィズみたいな売り方はセコイ。

女性人気が高いバンドが多いなかこのUVERworld。男だけで東京ドーム45,000人を埋めた。半端ない。男が東京ドーム一個分(1Tとする)に45,000人集まったのだ。勘弁してくれよ。隣の席がイケメンのお兄さんだったので許す。

TAKUYA∞さんの熱すぎるMC

UVERworldと言えばやはりあのボーカルTAKUYA∞の熱いMCだ。熱いというかもはや暑苦しい。南極あたりでやれば、水位上昇にわずかばかりの寄与があることだろう。

文字起こしして、後日読み返すと蕁麻疹が出る恐れがある。夜に書いたラブレター、酔って送ったLINEのようなものだが会場で聞くとTAKUYA∞ぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!ってなる。絶叫しすぎてスタートして7曲目ぐらいで俺の声は声枯れてた。

別にしゃべりが専門じゃないため比較的無難ないし、早く歌えよと思うバンドのライブMCが多い中、TAKUYA∞のMCはマジで凄い。スティーブ・ジョブズのプレゼンレベル。TEDトークに出演してもらいたい。

すげえ熱いことをしゃべった後に「俺たちの〇〇」〇〇には曲名で大体締めくくって曲が始まるのだがこの流れが異様にスムーズ。まず第一に「えー」とか「あー」みたいな誰しもがやるアレがない。45,000人の前で詰まらずにあんだけの言葉がガンガン出てくるのスゴイ。練習してんのかアレ?もしかして一人で練習してたりするのか?

TAKUYA∞のMCによる「君が代」

君が代につなぐMCでもスゴイのができそうなのがTAKUYA∞。

いいか?お前らの代なんじゃないのかよ!俺たちの代なんだよ!
東京出てくるときに言われたよ!ロックバンドの時代なんか終わっちまうって!
でもな!ロックバンドはおわんねえんだよ!なあぁ!おいぃぃいい!

観客「うおおぉぉぉぉおおおーーーー!」

ロックバンドってのはな、千年後も続いていくんだよ!お前らの千代後の世代にも続いていくんだよ!そんな、バンドに俺たちはなりてぇんだよ!

岩に苔が生えるまで、俺たちは語り継がれる存在になりてえぇんだよ、なぁあ、おいぃぃいいい!
それが!俺たちの「君が代」

たとえセトリに君が代が入っていようが絶対こんな感じでTAKUYA∞ならMCする。もうMC動画みるだけでテンション上がる。Kenの下ネタ、hydeがボソボソのラルクとはそこが大きく違うところ。

45,000人はやばい

45,000人っていう数字もなかなかやばい。時代が時代なら戦争できるレベル。TAKUYA∞の熱いMCがあれば、関ヶ原の戦いに割って入っても台風の目ぐらいにはなれる戦力。男女問わずなら東京ドームを埋められるグループって結構あるとは思うけど、男だけだと嵐とかですらキツいんではないだろうか。

特に初めてUVERworldが東京ドームでやった時は9割以上が女の子だったらしい。俺ならそれで大満足だし、男祭りなんてやらずに女性限定しかも美女。とかいう制限つけてやりそう。

ただ、その女の子9割というのを悔しいと感じるのがTAKUYA∞。さすがだぜ。そのメンタリティがあるから筋肉についてあんなに熱い歌詞がかけるし、毎日10キロ走れる。

最初はいわゆる、ライブハウスと呼ばれるようなところから始まったこの男祭り。やはりというかこういう厨二臭くて、熱い、あと曲がカッコいいバンドはどんどん男のファンを獲得していく。

気がついたら男だけの横浜アリーナ、男だけのさいたまスーパーアリーナでも成功。そして満を持しての東京ドームへの挑戦だった。そしてこの東京ドームも大成功。

ちなみに席については安定のクソ後ろだったので、TAKUYA∞は点だった。

男祭り当日の動き

ライブ開始1時間前に会場周辺に到着。ラルクのクリスマスライブ以来の東京ドームだった。野球はテレビで見たい派なので普段東京ドームに足を運ぶことはない。

会場についた瞬間から赤い服を着た連中がちらほら。水道橋周辺で特殊なファッションが流行でもしているのかと思いきやそういうわけでもないらしく、ライブTシャツだった。

あと、スポーツ用のアンダーアーマーみたいなのを下に履いて、短パンで長い靴下にスニーカーというTAKUYA∞をパクった服装の連中も大量に散見されたため、おおーという感じ。

意外と年齢層は若く大学生〜20代が多めだった。TAKUYA∞もどきは服装だけでなく、髪型がTAKUYA∞も大量にいるのが男祭りの特徴。女いねえのにカッコつけてきてどうすんだ。とか思ったやつは熱さが足りないので、一回アシメにしてもらってこい。ブサイクがやるとノンスタ井上。

友人と合流しようと思ったがさすが東京ドーム1個分の面積があるだけのことはあり、合流が難航。合流前に赤い服をすでに着ていたらしく、もう完全に識別不可能。
友人LINE「赤い服」

勘弁してくれ、大体のやつが赤いわ。と思いながらもなんとか合流。

席はまあ野球なら見やすいが、ライブだと…。とはいえアイドルのライブとは違うのでまあ納得。ただこの席の遠さを後悔するのはすぐのことである…。

開演直前のトイレには長蛇の列。トイレの数足りてねえだろとか思ったが、意外と便器の数は多く処理スピードは最新版のMac並みのスピードだったので、そんなに待たなかった。

いつものようにカウントダウンからの開演。

ここで席のクソっぷりを後悔することになる。

1曲目は「UNSER」まあこれはインストみたいなもんでそんなに気にしてなかった。
本格的なスタートは「Don’t Think Feel」UVERworldの中でもライブの序盤に持ってこられがちのアクセルみたいな曲。会場のテンションを一気にこの曲で持っていく。基本的にどの曲でも一緒にカラオケしがちな男祭り。
壮大な生演奏をバックにTAKUYA∞と一緒に熱唱できる。ライブで一緒に歌うことを嫌う輩もいるがそういうやつは多分、UVERworldは向かないと思う。

特にこの曲はサビでいっしょに歌え盛り上がれる。1番はイチローみたいな安定感のある選曲だった。

だが、ここで事件が起こる。

歌が聞こえない…。何となく「Don’t Think Feel」っぽいものは聞こえるのだが歌が聞こえない。別に周りのやつが松崎しげる並みの声量で歌っているわけじゃない。

音響がクソだったのだ。

ライブといえばパチンコ屋並みの爆音でやることに意味があると思っていたのだが、高校の文化祭レベルの音響しかいねえのかと思えるレベルで聞こえなかった。

数曲終えた後。TAKUYA∞から衝撃の告白。要約すると「初日でうるさすぎたため、東京ドーム側からクレームが入ったからボリュームを落とした」とのことだった。

せめて、聞こえるレベルにはしてくれよとは思ったもののまあしゃあない。TAKUYA∞さんが迷惑かけたくねえからこの音量でいくというなら、仕方がない。いまいち音響のせいで、何の曲が始まったのか聞こえないという現象も起こっていたが、仕方がない。

そんなテンションだだ下がりの俺に対して「CORE PREDE」「激動」「KINJITO」という楽曲をぶつけてきた。わかってるじゃねえか。まさに不思議なタンバリン3連続でスーパーハイテンション。マダンテでラスボスワンパンできる。

「激動」についてはずっと歌ってた。

なんやかんや音響がやばかったもののMCだったり、バラードで周りが盛り上がりを抑えれば十分聞こえるレベルであったのだが迫力には欠けた。日頃からどんだけ静かに応援してんだよ野球はよ。クレーム入るって初めて聞いたわ。

最後は仲良く肩を組みながらみんなで「MONDO PIECE」を熱唱。もうこの頃には喉が悲鳴をあげられないレベルまで酷使されていた。

男祭りは今後はしばらくはやらないのだろう。やはり楽しいライブであった。アイドルのライブとはまた違うベクトルの盛り上がりがある。TAKUYA∞のTEDトークへの出演を心待ちにしている。
年齢層が若い男性というのも大きいのだと思う。

今年もUVERworldのライブに行かせていただければと思います。

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