ryu’sへようこそ…オーナーのryuです。
今世界の音楽シーンではHip Hopが流行っていますね。
EDMからHip HOPへと流行が移り変わっていくのは、どちらも
「引き算の美学」を持った音楽であるからだと思っています。
「引き算の美学」を簡単に説明すると、
- 低音→バスドラ、ベースのみ
- 高音→シンセサイザー、ストリングスのみ
というように最低限の音の数になるよう引き算することで中高音、つまりボーカルや主メロを目立たせるというものです。
EDMではZeddが分かりやすいですね。
Hip Hopはラップを目立たせたい際によく「引き算の美学」が見られます。
では今日本の音楽シーンでHip Hopが流行るかと聞かれると、難しいと思います。
日本語は英語等と比べてラップに向いていないからです。
1音で1単語歌える英語と、1音で2文字程度が限界の日本語。厳しいですね。
フリースタイルダンジョンが流行った時には「ついに日本でもHip Hopが流行るかな」と思ったものの、そう上手くはいかない。
そもそもHip Hopに耳馴染みのない方も多いでしょう。
今日はそんな皆様に”chelmico”をおすすめしたい。
めちゃくちゃ分かりやすい「引き算の美学」…
“chelmico”とは何者か
“chelmico“は女性ラップデュオです。
- Rachel:ミスiDに選ばれた金髪ラッパー
- Mamiko:自称長澤まさみに似ている黒髪ラッパー
の2人組。それぞれに個性があり、声質も歌い方も異なるものの、サビのユニゾンでは「いい組み合わせだな」と直感します。
サビの歌詞とメロディがまた絶妙。歌謡曲・J-POP感とアイドル感のどちらでもあるようでどちらでもない独自性を持っているようにも聞こえるバランス感。
MVを見ていても思いますが、2人とも仲が良さそうなのがいいですね。
そんな”chelmico“は爽健美茶のCMにも抜擢されました。
CMとラップの相性って実はいいんですよね。広告において韻や語感は重要で、耳に残るCMは大抵韻や語感が優れています。
あとは”chelmico“の2人が本当に仲良さそうなのも良い影響を与えています。
マツコ・デラックスや有吉弘行みたいな毒舌キャラが広告で褒めていると、他の芸能人が広告するよりも「本当にそう思っている感じ」がしませんか?
「あの毒舌が褒めるなんていい商品なんだろうな」
「本当に仲良さそうな人たちだから嘘はつけなさそう、きっと本当に褒めているんだろうな」
こんな感じで簡単に騙されちゃう消費者なんて今時そんなにいないでしょうけど…爽健美茶より綾鷹が好きです。
いかがだったでしょうか。どことなくPUFFYっぽさのある”chelmico”の今後に期待です。