ryu’sへようこそ…オーナーのryuです。
「今R&Bを聴く」のコーナーです。
第1回目「SIRUP」
第2回目「iri」
第3回目「中村佳穂」
今日のR&Bは”kiki vivi lily“
kiki vivi lily「Goes All Right」
最近話題のシティポップというよりも、90年代の渋谷系シティポップに近いイメージ。
それでいてトラックはHip Hopの要素もあり、それらをウィスパーボイスが綺麗に昇華している。
「これはR&Bではないのでは…?」と思ったあなた。大丈夫、僕もそう思ってます。
ではなぜ紹介したのか。
それは、”kiki vivi lily”にしかできない「ジャンルの境目に立っているような音楽」こそ今のR&Bだと思うからです。
Hip HopとR&Bの違いとは
簡単に説明すれば、
Hip Hop:サンプリングによるリフレイン、打ち込みによる機械的な音のトラックに韻を踏んだラップを乗せる。クラブミュージックであり、ノれるトラックであることが重要。
R&B:リズム、ビートに乗りながらブルース要素のある歌を歌う。リズムも重要だが、歌のメロディが重要。
という違いである。これらはあくまで基礎であり、今はR&Bでもサンプリング、打ち込みでトラックを作ることもある。
本来の作り方は違ったものの、それらを合わせると今までとは違った良さのある音楽ができるというわけです。
下の記事はHip Hopについての記事だが、これは今流行る音楽全てに言えることではないでしょうか。
ヒップホップの本質とは「過去から学んだ知識を使用し、新しい感性を足し、人を踊らせるループ/音楽をつくる」ことだ
僕は音楽を1音の追求の積み重ねだと思っています。
トラックだけでなく歌のメロディを重視したHip Hop。
歌のメロディだけでなくトラックを重視したR&B。
今良いと思う新しい感性を足して、少しずつジャンルの境目に近づいた音楽。
それこそが今の音楽であり、今のR&Bだと思います。
kiki vivi lily × SUKISHA「Blue in Green」
グラミー賞発表後の流行予想で書いたような曲。
そして思っていた以上に自分の好きな音楽だったので流行って欲しいです。
なぜR&Bに含まれるか際どい”kiki vivi lily”を今紹介したのかなんて、めちゃくちゃ好きだからに決まってるじゃないですか。
聴くなら今、今ですよ。
グラミー賞発表後の予想。
— ryu's 音楽紹介アカウント (@ryu_jam) 2019年2月13日
現在の音楽シーンの流行はEDM→HIPHOP
今後は
・何も考えず盛り上がれる・踊れるDance Music
・電子音を用いたシンプルな伴奏
・曲やMVにDirtyな要素を含む
が重要になると予想する。
「ハウス系でサビは歌モノ」が流行るという予想。
“kiki vivi lily”とトラックメーカーSUKISHAのコラボ。彼女のトラックへのこだわりがトラックメーカーを引き寄せるんでしょうね。
Sweet Williamともコラボしています。
いかがだったでしょうか。
“kiki vivi lily”がバズってくれることを心から祈っています。
「これはR&Bですか?」
「いいえ、これはkiki vivi lilyです。」