身長170cm以下の男は人権がないのか。

どーも、ライターのはなまるです。

ちょっと前に、ゲーマのたぬかなさんが、この発言をして話題になった。170cm以下のやつには人権がないらしい。まあ、配信のちょっとしたノリで言った発言が彼女の人生を地獄に突き落としたんじゃないだろうか。

世の中の、170cm以下の男たちの怨嗟と嫉妬の声が彼女に跳ね返ったということで自業自得と言えるだろう。

人権とはなにか。

そもそも、人権というのは、憲法に保障されている。法務省が言うには人権は以下だ。

「人権」とは「すべての人々が生命と自由を確保し,それぞれの幸福を追求する権利」あるいは「人間が人間らしく生きる権利で,生まれながらに持つ権利」であり,だれにとっても身近で大切なもの,日常の思いやりの心によって守られるものだと私たちは考えています。

つまりたぬかなが言いたいことは、170cm以下の男は生命と自由を確保することができず、幸福を追求する権利がないらしい。そして、人間らしく生きる権利を生まれながらにしてもっていないらしい。まあまあ強烈な罵声だなおい。

ぶっちゃけ、そこまでは思ってなかったのだろう。170cm以下の人間を軽くいじるつもりでこの発言をしたら、大炎上していた。彼女に人権がなくなった瞬間と言えるだろう。

人権がない方々の一例

サッカーの神:メッシ

170cm以下が人権がない例を上げていきたい。まずはレオメッシ。公称170cmらしいが、実寸はそれ以下だろう。メッシについては人権がない。だって神だもん。サッカーの神メッシは、そもそも人じゃないから人権がない。

皇族

天皇陛下をはじめとした皇族も人権がないと言う意味では同じだ。天皇陛下の身長を知るよしもないが、人権がないため、170cm以下であるという論理も成り立つのではないだろうか。

北の国の方々

他の国には多くいる。黒電話こと、金正恩が支配している北朝鮮。まあこの国も人権という概念は存在しないだろう。あとは中国。共産党を非難した瞬間に人権がなくなる。まあ独裁国家において人権というものは、わたがしよりも軽いため、吹けば飛ぶ。人権侵害だ!と唱えても、そもそも人権がないから、侵害してないという謎の強気理論で論破してくる。

さすがは父さん。レベルが違う。人権というのはあくまで、国が保障するものであり、身長で制限されるものではない。人権侵害を唱えようとも、そもそも人権という概念が存在しない国においては、議論の前提が違うのが人権だ。たぬかなはここまで深く考えて発言していたのだろうか。

動物

動物も、人権がない。人権とはそもそも、human rightsである。人の権利なのだ。つまるところ、猫や犬であれば、犬権や猫権だろう。日本の法律上、犬を殺した場合は殺人祭ではなく、器物損壊にあたる。つまるところ物なのだ。よって動物にも人権がない。そもそも170cmを超える大型の動物は自然界には多くないからだ。たぬかな理論によれば、動物は大半が人権がなくなることになる。

コンプレックスを突いたのが不味かった。

170cmというのが微妙なラインであると言えるだろう。日本人男性の平均身長は171cm。平均的な日本人男子であれば、たぬかな理論でも、人権があることになる。ただ、平均とは恐るべき数値のマジックであり、身長2mがいれば、150cmであっても、平均が175cmになってしまう。

とはいえ、日本において2m超えはそうそういない。そのことを踏まえると日本人男性の大体は人権があるのではないだろうか。

身長というのはコンプレックスの代表でもある。似たような概念にチン長もあるが、同じくここもコンプレックスの代表だろう。それだけ日本人男子は身長を気にしている。日本人女性がヒールを履くと、170cmの男性であれば、抜かれてしまう、または肩を並べることになるだろう。その意味で、170cmというのはなかなかに際どいラインだ。

この発言が炎上したのはやはり、そういった世の中のコンプレックスを感じている170cm以下の男性たちの嫉妬の炎が原因だったと言えるだろう。これが体重80キロ以上のやつは人権ないからぐらいであれば、炎上どころか、日本人の大半はたぬかなという人物を知ることすらなかっただろう。

思うことは自由だが、言ってはダメなことの典型である。男性を差別する発言になる上に、コンプレックスを抉るというコンボでたぬかなは炎上した。もう、ある意味彼女の人権もなくなってしまっただろう。プライベートは晒され、どこに行っても、あ、あの「たぬかな」かとなってしまう。

差別主義者ぐらいのレッテルを貼られている。

彼女も人権がないというのを本当に人権がない。人として最低限のものがないという意味で言ったわけではないだろう。あくまでちょっといじるぐらいの気持ちだったはずだ。ところが、この手の話題はNGだったのだ。比較的ビジュアルをいじることに対して、抵抗がない日本。ハゲをネタにするやつも多い。国会議員ですら、ハゲを全力でいじる時代だ。うるせえ、このハゲ。

ところが、身長に触れてはいけなかった。アメリカでは、見た目や宗教観について触れたり、いじるのはNGとされているらしい。それを破ると、ウィル・スミスに殴られる。正直、チビデブハゲとよく言われる三重苦の中で、デブは自分の努力、ハゲはクスリでカバーできる時代だ。

ただチビだけはどうにもならん。骨延長の手術というものがあるが、安易に明日やろうと思ってできる、虫歯感覚の手術ではない。激痛でまともに歩けず、海外でやらないと高いときてる。つまりところチビは人生100年時代の中の90年ぐらいは続くコンプレックスなわけだ。

ここを弄ってしまったのが地雷だった。世の中の、170cm以下の男性すべてを敵に回してしまった。ラブソングであれば、日本中を的に回したたぬかなを守る誰かがいそうなもんだが、そんなにこの世は甘くなかった。

たぬかなは結局すべてを失ってしまった。たぬかなに合掌。

言葉は凶器。剣術は殺人術。どんな綺麗事を並べてもそれが真実。たぬかなが人権を回復するには、160cmの男と付き合って、結婚するぐらいしかないんじゃないだろうか。自分の努力ではどうにもならないコンプレックスを強烈な言葉で深掘りしてしまったのが、運の尽きだろう。努力でがんばれるところならまだ良かった。

かといって、たぬかなをボコカスに叩いてしまうのも違うだろう。まあ、彼女は絶対に心のそこから反省しておらず、170cmの男ども嫉妬乙ぐらいに思っていただろうから、ある程度の制裁は必要だった。

170cm以下の男にも人権はある。例外はメッシぐらいだ。神だから。

努力でどうにもならないところに対して暴言を言ってしまったことがNGだったのだ。人権ないというワードも強烈だった。意味合い的にはヤバイぐらいのニュアンスだったんだろうが、人格ないと言ってしまったことで破壊力が爆増した。

みんなも、発言には気をつけよう。本人の努力じゃどうにもならないところを、強烈な言葉で罵るのはNGだよ。あと、差別的な発言もね。

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