労働基準法が守られていないらしい

どーも、ライターのはなまるです。

日本には労働基準法なる法律があります。なぜ作られたかは知らないのですが、まあ、少年少女が炭鉱の中で馬車馬のように働かされていた時代、アメリカにすこボコにされて、マッカーサーの作れよの鶴の一声で作ったなどという様々な意見がありますが、施行されたのが1947年らしいです。

今からやく70年ぐらい前に施行されたのにも関わらず、全くもってこの法律の意義を人生で一度たりとも感じたことがありません。感覚的に言えば、赤信号は守りましょうぐらいの感覚と同じだと思います。

そらまあ、炭鉱で死ぬほど働かされたりとかそういう話ではないんですが、そんな私も、17連勤し栄養失調で倒れたこともあります。17連勤ってお前アルバイトかよと。栄養失調という言葉をまさか現代日本で聞くとは思いませんでした。それも自分が。

ということで、今この記事を書いている現在も、月曜日までの資料4つに追われているわけですが、現実逃避も兼ねて、なぜ日本の労働基準法がここまで守られていないのかを書いていきたいと思います。

ぶっちゃけ働きたいやつというのがこの世には存在する

まあ正直、働きたいやつは働いてもらってもいいんですよ。大前提はこれ。正直、働きたいやつというのは一定数この世にいます。当たり前に、定時外にMTGを組み、あまつさえ土日にすらMTGを入れ込んで来る輩がこの世にはいるのです。

そういう奴は仕事が好きか、人に認められて出世したいか、キモいかの実質2択でしょう。

仕事が好きというより、他にやることがないという言葉に置き換えることもできるのですが、この手のタイプは、総じてなぜか自分以外の人々も仕事が好きだと思っているのです。そして、こういうタイプは昔っから仕事が好きか、若いうちからがんばろうというタイプに分解されます。

若いうちにがんばろう

若いうちからがんばろうタイプは、あまり人を巻き込むことはありません。勝手に働いています。休日にも関わらず、そいつは必死こいて資料っぽいものを作っていたり、自分の残っているタスクを消化しています。こういうタイプは、応援したくなることもありますし、年下であることも多く、MTGをセットされても、まあこちらに大量のタスクが降って来ないのである程度は問題ないです。

俺らもやってたから、お前らもやれ

やばいのは、昔っから仕事が好きなおじさんたちです。武士道とは働くことと見つけているようです。世紀の大発見、まさに化石の価値観を押し付けてきます。そして、それお前がやればいいんじゃね?という仕事を振ってくるのです。まさか俺らが作業してる間、スノボー行ってたんですか?という存在もいました。

俺らもやってたんだから、お前らもやれという典型的な地雷です。

こういう上司を上に持つと、苦労は絶えないでしょう。仕事が好きなためなぜか仕事を取ってきます。そして、自分で抱えきれない分は部下に来るのです。しかもそういうタイプは仕事ができることも多く、アウトプットの質に対して極めて厳格なのです。やれ、フォントだ、やれ、行間だ、やれ、コピーがいけてないなど、ツッコミだけは一丁前です。

土日に無給で稼働させられる。これは労働基準法に違反せずして、なんだというのでしょうか。しかも、こういうことをやらされると、自分もやらされた腹いせに部下を持った時にも、同じことをやる輩が出て来る可能性もあり、延々このループが途切れることはありません。

経営者とか創業メンバーがやばい

そう。この手のブラック企業にありがちですが、経営者とか創業メンバーが労働基準法を知らないというケースです。何時間でも、休日だろうが関係なく働かせてOKと思っているようで、まあ残業代払ってるしやれや。という精神です。

私は、高級ホテルに泊まっていた際も、ひたすら資料を作っており、女性からグーパンをされた経験があります。

つまるところ、お金はいつでももらえるんですが、この時間はトレードオフなのです。まあ、何もすることがなくて本当に暇な休日なら、多少の稼働は許せます。しかしながら、appendixいれて、100ページを超えるようなパワポを徹夜で作らせるのは如何ばかりでしょうか。

まあ、チェックする側の立場に回ると、意外とこのアウトプットをチェックするという時間も大変なんですが、正直、文句あるポイントだけ指摘して、修正させるだけなら、そんなに労力は要りません。ぶっちゃけ、お前ふざけんなよとMTG10分してゴリ詰めして、じゃあ今言ったこと修正しとけよと言っとけば万事OKです。

残業代すら、出さないやばいすぎる経営者もいますが、まあ、もう正直労基にかけこんだら1発だろうなと思いながら仕事をしています。

労基に駆け込む勇気がない

そう。これも問題でしょう。初めての美容院すら飛び込みにくいのに、労基署なんて飛び込みやすいわけがありません。ちゃーす。うちの会社やばいんですけど。ぐらいのテンションで行ければどれだけ楽でしょうか。労基署に飛び込むより、電車に飛び込む方が楽な訳です。

どんだけがんばったって、組織を裏切ったことは事実ですし、転職もまあめんどくさいので、多少ブラックに働かされても我慢するか。という奴隷精神の塊のような人間が多いからこそ、成り立っているのです。

だって、厚生労働省がブラックなんですよ。強制労働省とか言われてるところの管轄にある組織が果たして守ってくれるのか疑問です。王様に依頼されて魔王倒しにいったら、結局王様が魔王だったみたいなオチ。

そりゃまあ飛び込みますわ。

ということで、労働基準法という概念は存在するんですが、実際に存在はしていないようです。少なくとも、私の周りでは存在してないので、この法律は日本のごく一部の地域にのみ適用されているのでしょう。法務省に問い合わせてみたいもんです。

以上

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