前髪が割れない美容室での注文の仕方を教えてやる。

どーも、ライターのはなまるです。

前髪が割れるのは一体なぜなのか

本日は美容の用語をわかりやすく解説したい。

今回はこの動画を見て思った。グラデーションとか、重くするために切るとか、前髪の第1線とかについて解説していきたい。

っていうか、冷静に考えて自分の髪型がどういう状態で、どういう切り方をされるのか、どういう注文をすればよいのかっていうのは消費者として理解しておくべき。だってそうだろ。仮に手術を受けるときを考えて見て欲しい。とりあえず、手術します。って言われてOKです。っていうやつは絶対にいないし、医者にはどういう手術をなぜ、どのようにするのか説明する義務がある。

美容師も本質は一緒。さすがに髪型ミスって命を取られるってことはないけど、髪は女の命っていう言葉もあるぐらい髪型は重要な要素であることもまた事実。

正直、髪型失敗されたっていうのは美容師の責任じゃない。耳を切られた。なぜか髪色が指定した色と違った。パーマかけたら陰毛になった。話がつまらなかった。ブサイクだった。とかそういうのは美容師のせいである可能性が高いわけだけど。切られすぎた。思った色と違った。とかは普通にコミュニケーション不足だと思ってる。

そこで本日はどういう注文をすれば良いのかを専門用語の解説をしつつ説明する。特に筆者は髪の毛を切るときにめちゃくちゃ注文を出す。注文の多い美容室。写真だけ見せてお願いします。なんて絶対にない。写真を見せ、さらに自分の髪についてのこだわり、切っている途中にもそこはそうして欲しいです。と死ぬほど注文をつける面倒臭い客をやってる。でもな、こっちだって5000円近く払ってんだよ。そら1000円カットなら文句は言わねえよ。1000円カットに行くときはハゲ散らかったときか、整形してクソイケメンになった時と心に決めてる

それにだ。美容師だって注文された方がやりやすいとも思う。まあこれに関しては個人差あるけど、想像して欲しい。抽象的な注文ほど難しいものはない。ざっくりとして注文の仕方はかなり迷惑なのだ。

例えば

「勉強すれば東大に入れるよ」

…。それはそうだろう。じゃあ、何の科目をどれくらいの時間で、どんな参考書を使って、どういう戦略で勉強すれば東大に入れるのか。詳しく教えてくれよってなる。それを教えてくれるのが塾であり、学校であり先生なのだ。

特に名門の塾のカリキュラムは綿密に練られており、そのカリキュラム通りにやれば東大に合格できる。もちろん、それをこなせるかどうかは学生の努力次第だが。

つまり人は何をどうして、どういう風にやれば良いのかを詳しく指定された方が圧倒的に行動しやすくなる。

もちろん、世の中の天才と呼ばれる連中や頭のキレる連中は「勉強しろ」と言われたら、それを自分の中でうまく飲み込み、分解し、何をいつまでにどれくらいやれば東大に受かるのかというのを勝手に計算してやり切るだけの能力がある。

そういうやつは理三に入る宇宙人だったり、クイズノックの連中だったりする。決められたレールが嫌とか言いつつ、決められたレールはある意味乗っているだけでいいから楽なのだ。

前髪が割れないための注文方法

この原理は髪の毛を切るという行為にも当てはまる。

「カッコよくしてください」

こういう注文は論外だ。こういう風な注文をされて、お客さんの理想通りに切れる美容師はほとんどいない。やれる可能性があるとすれば、そのお客さんと長く付き合っていて好みを知っている美容師、カッコいい髪型の感性が近い美容師、もしくは心を読めるエスパー美容師だけだ。こういう抽象度100%のふんわり注文をされると美容師は確実にヒヤリングをしてくる。

この行為がうまい美容師は「カッコよくしてください」というクソほどふんわりした質問でも大体そのお客さんが望んでいる髪型を聞き出すことに成功し、ある程度はカッコよくなる。

正直、お任せでもいいという美容師がいるが、この注文の仕方はやめておいた方がいい。どういう髪型になっても良いという覚悟があるやつ以外は絶対にするべきではない。確実に失敗する。

写真を見せる

これはかなり美容師側の立場に立つとやりやすくなる。こういうイメージになりたいのかというのが伝わるのだ。先ほどのおまかせスタイルよりは遥かに楽になるし、失敗されるリスクも減る。だがまあ、当然の可能性としてできない場合がある。

そう。ブサイクが吉沢亮の写真を持っていっても無理なのだ。嘘だ。そういう話じゃない。長さが足りない。重さが足りない。そういう問題が発生し、写真の通りにできない場合だ。そういう場合でも、写真があれば美容師が最終形態がイメージできるため、こういう風にすればいいですよとアドバイスができる。

そう。つまり結論から言えば、最強の注文方法は写真を見せることなのだ。なんだ、そんなことかよ。すでにやってるわ。と思ったそこのお前。それでも失敗するんだよ。最終形態のイメージを共有してるはずなのに失敗する、イメージと違うことがある。

そういう状態で切り終わってドヤ顔で「いいっすね!」などと言われても何がいいのかわかんねえ。いいのはお前の気分だろ。マスターベーションで人の髪の毛切ってんじゃねえよ。

これを言えば君の前髪は割れなくなる

そこで言葉で注文をつけるという行為を筆者は勧める。「写真+言葉での注文」だ。これが最強だ。だが、この言葉による注文はリスクを伴う。先ほどまでの、「写真を見せる」「おまかせ」は自分の髪型の責任をすべて美容師になすりつける行為。そのため、失敗された場合は全責任を美容師に叩きつけ、最悪クレームを入れることだってできる。

だが、この言葉での注文は自分が注文してるんだから、失敗しても責任は半々。むしろ、美容師は言われた通りに切っているのだから、指示ミスをした我々当人の責任になる。指示ミスなら、失敗されても仕方ないと思える。俺の注文の仕方が悪かったんだと思える。

もちろん、黙って美容師は言われた通りに切ってればいいんだよとまで言うつもりはないが、勝手にカッコ良い(と美容師が勝手に思ってる)髪型を押し付けられるこっちの気持ちにもなってもらいたい。それに、ただ自分がかっこいいと思う髪型を追求したいなら、マネキン切りまくってコンテストにでも出てろ。

そこで大体どういうことを言葉で注文すればいいんですかという話。基本的にメンズの悩みは前髪が割れやすいが最大の問題だろう。

どう言う風に注文すれば、前髪が割れにくくなるのか。

最強の必殺技は「つむじから全部前髪にして、梳かないでください。前髪ワンレンになっても大丈夫です」

この注文を4ヶ月も続ければゴリゴリの絶対に割れない厚くて重い前髪が完成する。さて、これを解説していこう。この注文をわかりやすく一言でいうと

「つむじの方の毛を長くして、生え際に行くに従って、短くしてください」と言っているのだ。

さて、解説に入ろう。ここでまず重要なのは「前髪の第◯線」というワードだ。これがわかっている人はうまく割れない前髪を注文できる。

割れにくい髪型

↓割れにくい重い前髪のイメージ図(小学生作)

まず前髪の第1線とは、上記気持ち悪い画像の1番下から生えている線のことだ。ちなみに左が前で、右が後ろな。第2、第3と続いていく。前髪が割れやすい人はこの第2線から第3線と上がっていくごとに長さが短くなっている場合が多い。もしくは、第4線ぐらいまであっても、そこの中間から梳かれまくっている場合だ。基本的に第5線というかほぼつむじから前髪に持ってくれば、つまりはつむじの毛を第1線と同じところまで伸ばせば、かなりの厚さ、重さが出て割れにくくなる。

三科さんがよく「切って伸ばして」を繰り返す。というのは第1線を切って、2線3線が伸びてくるのを待つということなのだ。つまりこの「切って伸ばして」を繰り返すという言葉を履き違え、1~3線まですべてを切って伸ばしてを繰り返すと全く意味がない。2~3線が1線に到達するまで1線だけを切り続けるのだ。

つまり、つむじの方の毛が1番長く、生え際に行くにつれて髪の毛が短くなる状態を作り上げれば割れない激重な前髪が完成するのだ。しかしながらこれをやりすぎると弊害が起きる。もちろん前髪は割れにくくなるのだが、そのおかげで動きにくくなり、セットの難易度が上がるし、トップを立たせることが難しくなるため、ひし形シルエットが難しくなる、さらに影の入った束間ヘアも難しくなる。なによりノーセットがほぼバナナマン日村になる。だが、この辺を解決してくれるのが、パーマであり、アイロンなのだ。

また、さらに言うならば、ここまでしなくても前髪は割れにくくはなる。第3線まで前髪にしてそこから後ろは短くして立たせるようにすればセットは楽になる。この辺は自分のデコの広さと相談だ。狭い人は第◯線の◯に当てはまる数字が大きくなっていくため、いくらでも修正は効くが、広い人は逆に◯に入る数字が小さくなるため、トップ(つむじ)の毛を立たせるのは難しくなる。

そして、この第◯線というのがグラデーション幅という意味だ。グラデーション幅を広く取るというのは◯に当てはまる数字を大きくしていく。と言う意味。つまり、前髪に使う部分を広く取るという意味。で逆にグラデーション幅を狭くするというのは◯に当てはまる数字を小さくすることを言う。つまり、グラデーション幅を広くしたら割れにくい前髪が出来上がるというわけだ。ただし、あまりグラデーションという言葉を多用するとイキってるように見えるので当サイトでは前髪の第◯線という表現にしている。

前髪が割れやすい人にオススメのワックスはこちら

割れやすい髪型

↓割れやすい軽い前髪図(小学生作)

ちなみにレイヤーというのは段差という意味でハイレイヤーで切るとは割れやすい前髪図のように、つむじの方の髪の毛を短くするように切るということだ。つまり、基本的にフロントを全部ハイレイヤーで切ると前髪はバッキバキに割れる。

「フロントのグラデーション幅広くして、割れないようにしてください。」

でもまあ、大体同じ意味になる。

さらに追記だが、「毛量多いんで梳いてください」は絶対に禁句だ。そもそも、お前の毛量多いの基準はどこやねんと。科学的なリソースが出ているならいいが、自分の感覚だけで毛量が多いと判断し、梳いてくださいと頼むのは前髪が割れる原因だ。そもそも、クシでとかして、前髪割れてたらすでに軽すぎだからな。パーマかけたら確実に前髪割れるぞ。

基本的に梳く行為は美容師に任せるか、「あんまり梳かないでください」「梳かないでください」でいい。少なくとも前髪に対して根元から梳く、ハサミの開閉回数が3回以上あった場合は割れる可能性があるため美容師のカットを止めるべきだ。ちなみに筆者は「フロントのセニングは無しでいいです。するなら毛先だけで」と言っている。

流れる方向を決めるためにどうしても必要な場合などは毛先だけお願いしますのスタンスでいい。アップバング系の髪型以外でフロントを根元から梳くメリットはマジでミリ単位もない。サイドやバックは全然いいんだけどね。

さて、覚えていただけただろうか。前髪が割れやすいというメンズ諸君は上記の言葉を美容師にぶつけるだけで劇的に改善するはずだ。もちろん、梳かれすぎている場合は余裕で完成まで半年かかったりするが。ただ、重めの前髪をした髪型はセットの難易度が上がることを理解しておこう。パーマをかけるか、アイロン技術を上げるかしかない。オススメのアイロンはこちら。ワンダムは王道。幅狭くてメンズのセットしやすい。何よりオーシャンで使ってるのがデカイ。もう1つのは安いけどオススメ。ってかヘアアイロンは最低ラインは温度調節120〜200度ぐらいできれば大丈夫。

ちなみに割れる原因としては生えグセもあるけど、これも重くすること+ドライでカバーできる。ワックスのつけすぎorつけるところミスは練習しかない。というかつむじから前髪にした激重スタイルなら前髪第一線につけても割れないんだけどね…。

 

 

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