どーも、ライターのはなまるです。
みなさん。新社会人が社会に放たれてから、もうそろそろで1週間が経過しようとしています。断言しましょう、彼らの多くは社会人の辛さに絶望をすることでしょう。大学生に戻りたい!とニコロビンのように心の底から叫ぶことでしょう。
やりがいのある仕事などと言われることがありますが、んなことをできるのは、満足のいく収入をもらえるごくごく一部の人間だけです。大体、キリスト教に言わせれば、労働は罪に対する罰なんですよ。働くことは罰則なんですよ。
社会人になって、1オリンピックを経過した私はなまる。多くの友人がいますが、その彼らから得られる情報で、この業界はやべえ。この会社はやべえというものがあります。
新社会人、そして就職活動を控えている学生諸君にこの記事を読んでいただき、社会人の闇を紹介していきましょう。
とは言ったものの、他人の芝生は青く見えるとはよく言ったもので、
医者「医者になるな」
総合商社マン「総合商社入るな」
銀行マン「銀行辞めとけ」
外資コンサルタント「コンサルは辞めとけ」
みんなこう言います。そらまあ、そうなるでしょう。働きたいやつなんていないんだから。
ということで筆者の独断と偏見から選定した、この業界は辞めとけという業界を紹介していきます。
外資コンサル
まあ、私の文章力から伝わるとは思うんですが、なんやかんや、有名大学を出ているわけです。そんな私の大学から比較的多いのがここ。アクセンチュア、PWC、アビーム、デロイトなど、ここでマッキンゼーが入らない辺りが、私の友人たちにそのレベルがいなかったということで、私のレベルは推して知るべしでしょう。
最近、労基署に刺されたアクセンチュア勤務の友人が、余裕で夜12時でもMTGをやっていると言っていました。彼らは、アメリカ支社の人間とでもやりとりをしているんでしょうか?いえ、日本で日本人同士のMTGをしています。それなのに、この時間なのです。
労基署にツッコまれるだけのことは、ありさすがはブラック企業の代名詞と言えるでしょう。
ただ、コンサルの特徴として、部署によって大きく異なるという点が挙げられます。まあ、部署という表現が正しいのかわからないのですが、やってるプロジェクトに応じて、暇な奴は暇だが、忙しい奴は本当に忙しいというのがコンサルの特徴です。
っていうかそろそろ敬語で文章書くの疲れてきた。
んでまあ、忙しい奴はマジで大変そう。キャバクラでMTG、ラブホでMTGというチャレンジャーもいた。もはやそういうプレイなのではないかとさえ思うが、上司からのフィードバックやレビューMTGを休日に差し込まれたり、常駐先のクライアントから、自社社員には頼めないような依頼を、土日に平気で差し込まれ、月曜朝までに仕上げてこいと言われるとのこと。
まあ、これ全部アクセンチュアのやつの話なんだけどね。アクセンチュアやべえよ。ユルセンチュア。
アビームやPWCはそんなに忙しそうじゃない。土日はゴルフに忙しそう。デロイトも人によるようなんだが、せいぜい残業70時間程度と意外と余裕のラインをキープ。残業は100時間超えるとマジでやばい。それ以外は耐えられるから意外と。心配すんな。
広告代理店
D通。H報堂。サイバーエージェントといった、広告代理店だ。ちなみに俺もそこにいた。
まあ、働き方改革などと謳っているものの、働き方はエグい。残業100時間は余裕で超えるし、酒も飲みに行く。コロナだろうが関係ねえ。空いてる店は空いてたしな。朝の3時まで飲んで、そこから朝仕事というヤバイ働き方をしていた。
はっきり言って、体が先にガタがくる。毎日モンスターを4本ぐらい飲みながら、仕事してたけど、毎日体はダルかった。カフェイン中毒の可能性もあるけどな。モンスターのせいだった可能性もある。
土日も普通に休めないので、土日という感覚が消滅する。納品の週なんかは、本当にあらゆる方面に連絡をするため、朝2時に電話するなんてこともあった。
ちなみにオリンピックの広告とかあれ、死ぬほど大変だからな。東京だからよかったけど、あれリオオリンピックとかの時差でやられたらマジで死ぬから。
やばい働き方を押し付けてくる上司がいるというよりは、やばい働き方が普通になっているし、そこに対して情熱を傾けてるメンバーが多い。俺この会社好きだから!という論理だ。特にサイバーにはこれが多い。毎日終電まで働く。給料も、高いは高いが、そこまでした割にはもらえない。
タクシー帰りも普通だった。普通に終電なくなるし、仮にあったとしても、駅まで歩いて、そこから家まで歩く気力もなかったから、タクシー乗ってた。
本当に、仕事が好きな奴しかいないから、そこまでの熱量がない奴は辞めていく。働き方改革というけど、この業界でやれてる奴は働くのが好きだから、自分がやりたいからやってるというやつらが中心だから、PCの電源を強制で落とすとかしないと意味ない。
そこまで頑張れるやつらと一緒にやる熱量がなくなったら、いることがしんどくなる。結局仕事なんて、こなした時間が成果につながる。効率をとか言うが、力こそパワー。パワープレーには勝てない。出世しようとすると、そこについていかないといけない。
みんな終電まで働く世界で、出世するには、定時に帰ってたら無理だ。どんだけそいつが優秀でも、成果は長く働いてるやつより出ないし、特に最悪なのは、優秀なやつが長く働くんだ。
こういうやつを見てると、勝てないなって思う。俺はそこまで仕事に熱量を注げなくなった。だから辞めた。とまあ、それっぽいこと書いたけど、本当にこの業界に入るやつは気をつけた方がいい。
ライフイズワークならいけるけど、耐えられない奴は心を病む。上手くやってる先輩とかは、生き残ってきたから何とでも言える。その下には、多くの屍が転がってることを忘れちゃいけない。
エンタメ系企業
まあもうピンポイントなんだけど、株式会社ポ○モンみたいなところは止めとけ。エンタメ系は基本、好きとやりがい搾取の典型だ。好きな奴はいくらでもやれるけど、ただ、人間には限度もある。知り合いの女の子がこれ系にいたんだけど、大学卒業して、会ったら30キロ代に激ヤセしてて、生理も余裕で止まってたらしい。
無論部署によるらしいが、基本バックオフィス系以外はやばいとのこと。さらに上司も終わってたようで、吐血までして転職してた。
結局のところ、エンタメはやっぱりやりがい搾取があるし、利益率がそもそも高くないから、あんまり給料に還元されないというのも大きい。あと、ある意味すごく定性的な世界だ。ポケモンが好きで入っても、裏側を見て絶望するというのは大いにある。
ブラック企業に勤める人あるあるだろうが、体を壊す。普通にぶっ壊す。俺も、栄養失調で倒れてる。バスの中で立てなくなった。あのとき助けてくれたサラリーマンのお兄さんありがとう。
本当に好きだからこそ、こういう業界には入らないことをオススメする。吐血した人は、ポケモン好きで入ったが、ポケモン嫌いになって出て来た。
こういうクリエイティブな業界は、低賃金長時間労働が当たり前だから、本当に好きな人はやめておこう。
銀行
支店による。というのが大前提だが、当たり前にブラックな業界だ。俺が経験をしたブラックというのは、パワハラだったりはなく、単純に労働時間が長いというものだったが、銀行はこれがある。
凹んだゴミ箱、宙を舞う四季報はよくあるらしい。あとは、何より朝早い。新人は朝7時に行って、掃除するとかいうわけのわからん文化がある。掃除するだけで給料がもらえるなら幸せなもんだが、なんで朝7時なんだよ。絶対無理だわ。
あと飲み会での接待。上司の前での一発ギャグや、新人の恒例のネタ披露大会。こういうのが苦手なやつもきついだろう。ちなみに、友人はこれが辛すぎて、宴会の練習帰りに0時すぎて家に帰って、親の前で号泣したらしい。
胃に穴が空いた友人もいた。銀行にいないと仕事ができないという関係上、仕事を持ち帰ったりして夜遅くまでやることはない業界らしいが、全時代的な物理のパワハラや、暴言は当たり前。何より、そういう一発ギャグ的なものを求めてくるのも銀行らしい。大雨の中、チャリで飛び込み営業というよくわからん話も聞いた。
もう正直メガバンクといえど、安泰ではなくなってきている。さらに支店ガチャでハズレを引いたら地獄だ。とはいえ、比較的高待遇で、数も取ってくれるため、高学歴御用達の就職先でもある。
社会的ステータスも高いしね。あと福利厚生しっかりしてるし。
ベンチャー企業
まあ、業界というか企業規模だな。売り上げが、10~数十億程度の規模感のベンチャーだ。従業員規模50~100人ぐらいの。この辺は結構やばい。当たり前に売り上げを立てるために、なんでもやるところが多いイメージだ。特に経営者がそういう数字が人格みたいな業界の人ほど、その傾向が強くなる。光通信出身者の会社の営業がやばいように、そういう文化は受け継がれる。
いわゆる成長を謳っているベンチャー企業はおおよそにしてやりがい搾取だ。新卒なんて、給料が安い兵隊だ。使い捨てのコマ。ぐらいに考えている経営者は多いだろう。ベンチャーから大手に這い上がるには、そこの考え方を変えて、ロイヤリティの高い新卒を集める必要があるのだが、そこに気づかない。
死ぬほど働いてくれる若手を酷使するため、若手の給料が安く、中途のおじさんの給料が高くなる。そのため平均年収でいくと意外と普通だが、若手は余裕で300万みたいなことが往往にしてある。そして、若手ほど忙しく、おじさんほど暇なのがベンチャーのため、若手は大量に離職し、おじさんは残る。
大手を経験しているおじさんは、ベンチャーやばくねと数週間でいなくなる場合も多い。
平均勤続年数が1年とかの会社は大体やばい。入れ替わりが激しいことがベンチャーの特徴の1つと考えることもできるが、そういう会社は成長できないのでやめとけ。新卒の定着率が、大手とベンチャーの違いって、人材会社のやつが言ってた。
平均勤続年数と売り上げと従業員規模が今、俺が指摘したぐらいのベンチャーは普通にブラックの可能性ある。あとほんとに夜電話してみるとかありだぞ。本当のホワイト企業は、繋がらないから。自動で切られる。
ブラック企業はワンコールで若い奴が出てくるから。
教師
朝早くて夜遅くて若手が酷使されて、土日もないという典型的なブラック職種。特に中学校と小学校はひどいらしい。まあ、これもある意味のやりがい搾取。理想と信念に燃えてる若い教師をボッコボコにするモンペやら、教育委員会やら。
先生たちは頑張っていたのだ。だって小学3年生ぐらいまで、かろうじて日本語通じるチンパンジーみたいな感じではなかろうか。いうことは聞かないし、人数はいるし、手を出せないし。
あとは、何より命を預かっている。正直、民間企業のデスクワークで人が死ぬことというのは滅多にないが、学校ではそれが大いにありえる。そのプレッシャーもあるだろう。俺だったら、プールの授業とかしたくない。リスクしかないだろ。
特に若手であればあるほど、今日は大変なようで、土日も部活動だったり研修などという名目で働かされる上に、平日は朝早くて夜遅い。朝6時に学校にいって、22時に帰るみたいな生活とのことだった。ただ生徒は可愛いとのことだった。
やはりブラックではあるものの、やりがいはあるらしい。そうだよな。子供好きじゃねえと教師になんてならねえよ。
反対に、日本語が通じるようになる高校以上はかなり楽との話もあった。
官僚
こいつらはいつも働いてる。日本を支えてるんだから当然だろって感じだけど、Twitter見てるとほぼメンヘラ。そのうち死ぬと思うぞ。本当に。まあ頭いいけど真面目そうなやつが多いイメージだけどな。
総評
これ言ったら元も子もないけど、自分が働いてる業界の悪口なんていくらでも出てくる。俺の会社、やりたいことやれて、給料も高くてホワイトで最高!なんて言ってる奴はいない。仕事内容か、業務時間か、給料かはトレードオフだ。
給料高いけど、業務量が異常。クソつまらなくて、ホワイトだけど、給料安い。面白いけど、給料安い。全部が成り立ってる奴を見たことはない。いるとすれば、大企業にいて、やる気ないけど、世渡りうまい奴はこのタイプに当てはまるやつが稀にいる。
面倒なことはのらりくらりと、避けて、大企業の高い給料とホワイトな環境を享受してるタイプ。
ただ、こういうのは新卒の激戦就活を勝ち残ったやつの特権だし、普通にこういうやつは稀だ。メルマガのチェックだけしてる、大企業のやつとかいるしな。何もできないけど、給料いいから辞めたくないし、何もできないから転職もできないと言ってた。
メルマガ見るだけで給料もらえるならそれもありかなと思うが、複雑だな。
まあ、体壊すまで働くのは間違ってる、体は治るけど、心が壊れたら元に戻るのは難しい。俺の友人の中には、そういうやつもいる。あんなに元気なやつだったのになってやつが。それぐらい簡単にブラック企業ってのは人をぶっ壊す。
ちょっときついかもって思ったら、誰かに愚痴れ。同期でも上司でも。そういう人がいないやつが一番やばい。一人で抱えてぶっ壊れる。
どの業界がブラックっていうのを紹介したけど、別に紹介した業界をディスってるわけじゃない。正直、そいつの感想だし、ストレス耐性は人によって違うから、別の人がいけば、ブラックと思わない可能性もある。
ま、新社会人はがんばれよな。