映画『キャプテン・マーベル』はMCU史上最高のMARVEL映画だ

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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の衝撃からもうすぐ1年が経つMCU作品の最新作。
待ちわびましたよ!あんな終わり方で次作品を1年待たせるMCUが本当に好きです。

さて、今作品は4/26公開『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも重要キャラとしてアベンジャーズに参入するキャプテン・マーベルの映画です。

キャプテン・マーベルって何者?

ブリー・ラーソン演じるキャプテン・マーベルの特徴は

  • 記憶を無くした女性
  • 強靭な肉体、手からフォトンブラストと呼ばれるビームを出す
  • MARVEL史上最強と噂されている

またアベンジャーズ内の一般人寄りヒーローが下に見られちゃう…弓おじさん…盾おじさん…『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ではサノスに歯が立たなかったアベンジャーズの強力な助っ人となることが期待されます。

ネタバレを避けるために多くは語りませんが、非常にパワフルな映画であり、「支配・束縛・圧力からの脱却」をテーマにした素晴らしいヒーロー映画でした。
MCUファンはもちろん、今作はMCUの映画を初めて見る方にも非常におすすめです。

以下、ネタバレ注意

『キャプテン・マーベル』はMCU史上最高のMARVEL映画だ

色々と語りたいことはありますが、今作はMCU史上最高のMARVEL映画です。
だって過去のニック・フューリー、コールソン、GotGのヴィランであるロナンやコラスが見れるんですよ?謎多き男ニックが自分のことを語るなんて驚きですよ。
キャプテン・マーベル

映画としての感想

恒例のオープニングがスタン・リーver.になっている時点で最高な映画なのが確定。
ご冥福を祈ります。今作もカメオ出演お疲れ様です。

序盤~中盤の進み方はミステリー映画のようでした。
主人公バースについての情報がほとんどないまま話が進展していき、自らがキャロル・デンバースであると知る時、僕たち観客もキャロルと同一視点で驚愕することができる構成は見事。映画館で感情移入しながらのめり込んでみるのが良い映画ですね。

自分の所属、正しいと信じていたものが偽りだったと知るのはMCUお馴染みの展開。
今回は「記憶喪失」という特徴がその展開をより際立たせました。

お馴染みの展開・キャラの過去はもちろんのこと、弾道ミサイルへの対処等随所に見られるMCU作品へのオマージュなど、MCU作品全ての血脈を感じる最高のMARVEL映画です。

特に、今作は謎多き男ニックの色々な顔が見れたのが良いですね。
ただ、序盤から何度か匂わせていたニックの左目が最終的に猫(フラーケンだが)に引っかかれただけだったとは肩透かし…ニックの猫なで声は竹中直人が強く出過ぎていて笑った。ただの竹中直人だった。

今作のテーマは「支配・束縛・圧力からの脱却」と「見た目に囚われてはいけない」

「支配・束縛・圧力からの脱却」

今作のテーマはこれだと思います。

クリー人時代の彼女は超人的な力を備えているものの、上官ヨン・ロッグや最高指導者スプリーム・インテリジェンスの言葉に囚われていました。
記憶を無くしてバースとして生きてきた彼女は自らがキャロル・デンバースであると知り、自分はクリー人なのか地球人なのかも分からず自己を失います。

そんな彼女が「自分はキャロルだ、人間だ。フォトンブラストは自分の力だ」と自己を取り戻すからこそ、クリー人と戦う時の痛快感が素晴らしいものになるのです。
あの痛快感は『ソー・ラグナロク』の移民のシーンに匹敵。
失った自己を取り戻すのはMCUフェイズ3に共通するテーマですね。

また、今作が非常に秀逸なのは今女性ヒーローでそれをやること。

現実において女性は周囲からの支配・束縛・圧力を感じています。だからこそ、今女性の地位の向上・女性の自立が求められており、映画業界もそれを意識した作品が求められる。
その世相を意識した上で「失った自己を取り戻す(自立する)ためには自ら立ち上がる必要がある」というMCUの掲げ続けたテーマを今作でも主張したのです。

今作ではキャロルをキャプテン・マーベルと呼称するシーンがありません。
今作は「キャロルのオリジン」であり、「女性のオリジン=自立」なのです。

「見た目に囚われてはいけない」

今作は序盤でヒーロー=クリー人、ヴィラン=スクラル人と思わせておき、中盤でスクラル人がヴィランではないことが判明します。
醜悪な見た目と人間の見た目、僕らは無意識に見た目で思い込んでいたのです。

今作が秀逸なのはヒーロー=クリー人、ヴィラン=スクラル人の構図を逆転まではさせないこと。

スクラル人を単なる敵として殺していたキャロルの謝罪に対してタロスが言ったように、これは善悪ではなく戦争の話。
どちらも正義であり、決して正義と悪の構図ではない。
だからこそ最後のシーンでも上官ヨン・ロッグを殺さずに惑星ハラへと送り返すのです。

MCUに共通するヒーローとしてあるべき姿、「それは”Avenge”はしても”Revenge”はしないこと」です。
正義の名のもとの復讐”Avenge”は正しい力の使い方。
相手への恨みによる復讐”Revenge”はしてはいけない。
『シビル・ウォー』において最も重要なポイントは今作でも同じく重要です。


待望の今作は期待以上と言う他ない。
MARVELが好きな人ほど楽しめる作品であると同時に、新規も見やすい映画でした。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』への期待が高まりますね!