柿崎芽実の卒業を受けてアイドルの卒業について考えて見た

どーも、ライターのはなまるです。

形あるものはいずれ朽ちる、いつまでもあると思うな親と金。古い言葉でいうなら、諸行無常、盛者必衰。13世紀とかにこういう言葉があるのが日本語の素晴らしさであり、如何に歴史から物事を学ぶと言うことが重要であるかを示している。

ジヨンことG-DRAGONも言っていた「永遠なんてものあるわけないでしょ」。そう、陣内も証明したのだ「永遠にともに」はありえないと。

400巻ぐらいまでいくんじゃねかと思っていたこち亀でさえ終わってしまった。この世の中に永遠に変わらないものごとなど存在しないのだ。

この間「柿崎芽実が日向坂46からの卒業を発表した」いや、「けやき坂46からの卒業を発表した」の言い方が正しいかもしれない。

彼女の卒業発表は、西野七瀬の卒業、橋本奈々未の卒業、生駒里奈の卒業、深川麻衣の卒業などとは種類が違う。強いて誰と近いかと言われれば、長濱ねるだろう。とはいえ俺は正直欅坂に関しては曲とメンバーをある程度知っているというぐらいで、欅坂オタクを名乗ってよいのかは微妙なところだ。

おそらく、ライブにいってもコールで乗り切れずただびしょぬれになる未来しか見えない。そのため、ほぼ”欅”坂であったねるの卒業と柿崎芽実の卒業における心理的なダメージは次元が違う。月牙天衝と最後の月牙天衝ぐらい違う。

彼女の卒業で思わず救急車を呼ぼうかと思ってしまった。精神科に運んでもらおうと思ったが、冷静に考えたら精神科に運んでくれる救急車など存在しないであろうことがわかったので止めておいた。もう二度と三輪車に乗れないのかと思うと、全おひさまが同じ思いをしたことだろう。

かつて、X JAPANhideが事故死した。その際にファンが自殺したという事件が起きた。そこまでするのかと思っていたが、アイドルの卒業発表で真冬のベーリング海並みに荒れ狂ったTLをみる限りでは自分の推しが事故死した日には本当に後追い自殺者が出るのではないだろうかと思った。

俺が考えるアイドルの卒業は大きく分けある。それらを紹介しつつ、今回の柿崎の卒業について考えていきたい。

1.やりきって卒業パターン

比較的オーソドックスなパターン。AKBの神セブンと呼ばれた人たちや、乃木坂の上記に挙げた西野、橋下、生駒あたりはこれに当たるだろう。何ならば、今後卒業するであろう白石麻衣や生田絵梨花も順調にいけばこれに当てはまるはずだ。

このパターンは、グループ初期から在籍しつつ、さらにそのグループがかなり大きくなり全盛期円熟期あたりを経験したメンバーにありがちな卒業だ。グループが出たての初期の苦しい時代と数年後に来る全盛期の2つを経験している。さらにいえば、そのどちらもを支えているメンバーの卒業がこれに当たる。

この卒業パターンの特徴は「祝福される」ことだ。もちろん、グループを卒業する以上は「卒業しないでくれ」という意見が一定数出ることは仕方がない。だが、このパターンでは往々にして「卒業イベント」のようなものが開催される。そのイベントの目的は最後に金を取りたいという運営の意図と、「新たなステップに進むメンバーへの祝福」だろう。基本的に今までありがとう!これからも頑張って!というスタンスのイベントになる。

メンバーとオタクがwin-winになる”唯一”のパターンである。そう、唯一なのだ。つまり、柿崎の卒業はあくまで俺の主観であるということは言って起きたいが、win-winになっているものとは言い難い。

なんで卒業したんだよ、これからもっと見たかった、という主張を無理やり飲み込んで、「おめでとう、これからも幸せに」という言葉を絞り出しているおひさまがほとんどなのではないだろうか。

2.やらかして卒業パターン

意外と多いタイプではないだろうか。48Gができる以前であれば、恋愛がバレたミキティー、喫煙した加護ちゃん。48G以後の歴史で有名なところで言えば志田愛佳がそうではないだろうか。基本的に有名なメンバーがやらかしで卒業するというパターンはあまりない。

運営からすれば、有名なメンバーというのは金の成る木、稼ぎ頭なのだ。有名な例で行けば、恋愛がバレた指原莉乃、不倫がバレた松村沙友理。もちろん、本人たちが本気で辞めたいと願ったのならば無理やり引き止めるということはないだろうが、本人たちもアイドルを続けたいと望めば、一定のペナルティはあっても主力のメンバーが辞めさせられることはない。

完全に予想ではあるが、志田愛佳に関しては本当に本人が心から復帰を望んでいれば、彼女の人気とグループへの貢献度を考えれば、卒業するということはなかっただろう。

ただし、上記はあくまで恋愛禁止というルールを犯したメンバーの話である。加護ちゃんの例をあげたが、未成年飲酒、喫煙は法的に微妙なラインである。厳密に言えば、吸っている本人、飲んでいる本人が罰せられる法律ではない。

極論を言えば、高校生が交番の前でアサヒスーパードゥライィィを飲んでいても怒られて取り上げられるだけである。大人が飲ませた、吸わせたとなった場合に問題になる法律なのだ。

とは言え、グループの印象は最悪になる。ジャニーズだったら軽い謹慎程度のことがあるが、女性アイドルとなるとタバコプカプカ、酒ガバガバさらに未成年となれば、清楚を売りにしている乃木坂なんかではそのメンバーは切らざると得ないだろう。成人してやってるやつはどうなの?と言われると反論できないが、、。

基本的にこのパターンはオタクの心象としては「しょうがない」がメインだろう。「恋愛するのはしょうがない」という多少の擁護の意見はでても卒業しないでくれという意見が出ることはただ、草むらを歩いてミュウが出るぐらいに確率は低い。

3.人気が出なかったから卒業パターン

1に近いがかなり、性質は異なる。ある意味大半のアイドルがこれではないだろうか。大成功してやりきって卒業というパターン自体が珍しい。先ほどやりきって卒業がオーソドックスだと言ったが、ある意味でそれは間違いだろう。いつの間にか卒業している。黒子テツヤ状態だ。

1番寂しい卒業とも言えるかもしれない。具体名を出すと、その子のファンから叩かれるのが嫌なので避けるが、乃木坂クラスでも全然いるし、欅坂でもそうだろう。

アイドルとしての未来とそれ以外の未来を天秤にかけ、プラスだと思った方に進む。正解だ。アイドルでの成功というのはある意味博打である。割合ベースで考えれば、東大に進むよりはるかにアイドルでの成功の方が難しいだろう。勉強して大学に進んで、普通に就職する。その方がある意味安パイである。

ただ、この卒業でも基本的にはメンバー自身がアイドルという道以外での成功を模索した結果であるため、基本的に祝福である。ファンであるがゆえに気づいていたのではないだろうか。この子は好きだが、圧倒的なアイドルとしての成功は見込めない。だからこそ応援したい。それ以外の道を選んだのなら祝福すると、、。

4.志半ばでの卒業パターン

こちらが今回の柿崎のパターン。および長濱ねるの卒業もこれに当てはまるのではないだろうか。原因が何なのかは想像することはできるが、明確にこれだとは言えないし、言うべきではないのだろうと思う。

特に日向坂46のような現在まさに坂を全速で駆け上がっている状態での主力の卒業は明らかに違和感しかない。日向坂に関して言えば、もう明らかに成功が確約されているグループだ。

「キュン」の売り上げでもそうだ。このままいけば、年末の紅白の出場も見えるし、乃木坂を超えるまである。その状態でわざわざそのグループから卒業するのだ。何かあったと考えるのが普通だろう。自分がその中心にいるなら尚更だ。

各メンバーのブログを読んでも、納得をして送りだそうという風には思えない。

もちろん、本人が決めたことなので卒業しないでくれなどと言うつもりはない。もちろんしてほしいわけではないが、、。

長濱ねるの場合は柿崎芽実とは違う要因ではないだろうか。確実に欅坂の今泉佑唯、志田愛佳らの卒業は平手友梨奈中心の権力一点集中の弊害だろう。シダに関しては遊びたかっただけという説もあるので一概には言えない。

ただ、長濱ねるや今泉ゆいに関しては、平手中心であるがゆえの運営への反発が卒業へとつながったと思う。どれだけ自分ががんばってもセンターに据えられるのは平手。取り上げられるのも平手。

欅坂というグループに所属している以上、平手の脇を固める脇役として生きていく覚悟が必要だ。自分は影としてやっていくという覚悟がなければ難しい。

あれだけ可愛いメンバーが集まったのだから、野心のあるメンバーもいるだろう。ただ、グループの絶対的センター兼エースは平手だ。それを立てなければならない。

バルセロナのメッシがそれに近いだろう。結局、ネイマールは自分がチームではナンバーワンになれないということを悟りバルセロナを出て行った。彼の精神状態としてはねるや今泉に近いはずだ。自分がナンバーワンになるには違う環境にいくしかない。その結果の卒業という選択をした。

別に運営を非難するわけでも、平手を非難するわけでもないが、力の一点集中はこのような弊害を生む。その結果として重要な人材を失ったことを理解する必要はある。特に欅坂の2期生は優秀だと思う。何より可愛い。彼女たちを潰すようなことがあってはならない。

ただ、そのために平手を下げるということも難しいというのが、欅坂の抱えるジレンマではないだろうか。

この4の志半ばでの卒業パターンは基本的に祝福という雰囲気にはならない。して欲しくない、という気持ちに上書きをして無理やりおめでとうを絞り出している。柿崎もねるも彼女たちのファンだった者たちはみんなそうだろう。

なんでこのタイミングでというのをみんな思っているはずだ。だがそれでも卒業を止めることはできない。我々オタクができることはメンバーの卒業後の幸せを願うことだけだ。

諸行無常。いつまでもいると思うな親と推し。これらの言葉を胸に刻んで、祝福をするしかないのではないか。

以上