全盛期のKAT-TUNはマジで敵なし不可能もなしだった。

全盛期のKAT-TUNはマジで敵なし不可能もなしだった。

どうも、ライターのはなまるです。

田口淳之介が逮捕されました。大麻で。いや、お前かよ。そこはオラついてた田中聖であれよ。もしくは100歩譲ってヤってそうな赤西。もしくは意外性のある中丸とかであってほしかったよ。入り口出口、田口かよ。黒子テツヤが勝手に5ファールで退場したけど誰も気づいてないみたいな感じだよ。

多分、今年KAT-TUNから誰か抜ける。

赤西仁が辞めたのを皮切りに3年ごとに綺麗に一人ずつ抜けていっているグループKAT-TUN。数学的帰納法で行くと今年誰かが抜ける。次に抜けるとグループ存続の危機であり、元メンバーの方が現在のメンバーより多いという摩訶不思議な事態が発生する可能性があるグループ。もはや、脱退したメンバーの方を集めればKAT-TUNにより近くなるというから驚きだ。2026年には誰もいなくなる計算だ。元KAT-TUNというグループができあがるのも時間の問題というわけだ。

全盛期は男が憧れたジャニーズ

現在ではメンバーが半減し、人気、実力共にKing & Princeにブチ抜かれ、人数ではHey!Say!JUMPに圧倒的に劣ってしまったいる彼らだが、全盛期はとんでもなかった。現在は国民的アイドルの座をほしいままにしている嵐すら抜き去る、否確実に一時期は上回る人気を誇っていた。

ギラギラのシルバーアクセに身を包み、モフモフの毛皮をどこかしらに付け、革のブーツをコツコツ鳴らし、振り付けはバラバラ、アウトローな刺青ラッパー、その中でも目立つ中性的なイケメン、地味(にイケメン)な田口、登山帰りの中丸、それら個性的なメンバーを引っ張るツートップ、赤西と亀梨。

亀梨か赤西か。赤西か亀梨か。

当時の人気はその両名が大きく二分していた。亀梨か赤西か。赤西か亀梨か。全国の女子中高生たちは、それだけを肴に150時間以上その話題について論議したという。何よりもすごいのは同性にも人気があったことだ。比較的、いや絶対的に女性ファンが多いジャニーズのグループにおいて当時のKAT-TUNは圧倒的男性人気も獲得していた。何よりもその影響力が絶対的だったのは赤西仁だ。当時の男性ファンたちは、チャラチャラの茶髪に、ウルフカット、モフモフを付けてアスファルトを蹴り飛ばしていたに違いない。

後輩たち憧憬と言えるほどの憧れを植え付けている。今でもジュニアで赤西の曲が歌われることがあるほどだ。中でも「ムラサキ」はかなり有名な曲。多くの後輩たちがカバーしているが、いずれも本家赤西を超えるエロさを出すことができていない。あのエロ甘ボイスを出していたのが20歳そこそこだったのだから驚きだ。

楽曲良すぎた問題

ギリギリで生きていたデビュー曲「Real Face」はまさかの作曲Bz松本。作詞スガシカオ。超豪華メンツ。ジャニーズのデビュー曲だけは気合入れる現象がここで起きている。世の中はスタートダッシュが重要だということだ。出だしをミスってもなんとかなるのは、ウサインボルトぐらいのものだ。

2枚目、3枚目は忘れたが4枚目から10枚目あたりにかけて個人的に全盛期であり、テレビにかじりついてKAT-TUNをみていた。

「喜びの歌」「Keep the faith」「LIPS」「DONT U EVER STOP」「White Xmas」「ONE DROP」「RESCUE」この曲あたりならラップのパートを含めて全部歌えるレベル。歌詞カードがボロボロになる程読み込み、穴があくほど見まくった。千葉のサイコラッパーがドツボにハマり抜けなくなった小学生時代を思い出す。

KAT-TUNのアウトローな雰囲気をドンピシャに表現していた激しいロック調の曲を歌っていたと思ったら、優しいバラードも歌える。楽曲が彼らの魅力をより引き出していたし、その引き出しを広げていた。メインを支える赤西と亀梨。ラップで曲にアクセントを加える田中聖。イケメンな上田に、登山帰りの中丸。そして犯罪者田口。まさに完璧な布陣だった。死角がない。これなら難攻不落の小田原城でも落とせそうな布陣だったが、やはり個性が強すぎた。何より逮捕歴のある犯罪者が2人もいたのだ。千葉のサイコラッパーがまさか本当にサイコだったとは本当にRESCUEできない。ギリギリで生きているのがよかったのにまさか一線を超えてしまうとは。田口は知らん。

強すぎた個性

何よりも最初に抜けたのが赤西だったのが大きい。というかグループのパワーバランス的には赤西と亀梨さえいれば正直、成り立っていた。逆に言えば依存していた。その結果、赤西が抜けたことで一気にKAT-TUNの魅力は無くなっていった。SMAPや嵐と違いバラバラだったが、そこが良さになっていたグループだったが本当にバラバラになってしまった。「方向性の違い」らしいが、正直これは理由にならない。「方向性の違い」がグループを離れる理由になるならTHE ALFEEなんてとっくの昔に解散してそうなものだ。

同様に主力メンバーが抜けたグループとしてNEWSが挙げられるが、彼らは4人になってもある程度人気を落とさなかった。山P、錦戸というツートップを抜かれたがそこで本性を表し始めたのがテゴニャンだったのだ。我らがテゴニャンは山P、錦戸の影に隠れがちだった。その裏で懸命に歌という武器を磨き、ナルシストにも磨きをかけた。その結果、その2人の脱退分を支えることができたのだ。ことNEWSに関して言えば、6人のときも良かったし、4人の今もいい。まさか、まともなのが増田だけだとはこの時は思わなかったが、、

だがKAT-TUNに関しては明確に6人のころが良かったと言われる。少なくともこれに関しては圧倒的に同意だ。赤西が抜けた時点で大打撃だったが、田中聖も抜けてしまった。これは致命傷だった。赤西亡き後、田中聖がKAT-TUNのアウトロー感を出していた。しかし、彼が抜け、さらに楽曲も爽やか王道アイドルという、錦織圭に卓球をさせるかの如き運営のナゾ采配でKAT-TUNの人気は落ちて行く。この路線が気に食わなかったのか田中聖が抜ける原因にもなっているだろう。

田口が抜けたのはまあ、あれよ。すね毛が抜けたぐらいと一緒。

まとめ

その結果、一時期は嵐を抜けるほどの勢いがあった彼らであったが、その輝きは短かった。命を削って輝いたのだ。儚いものに日本人は魅力を感じる。桜、花火いずれにしても儚い。すぐに散ってしまう。今にも崩れそうなバランスで立っていた彼らは魅力的に見えた。だが、バランスを一つ崩せば一気に崩壊する。豪華絢爛な砂上の楼閣だったのだ。

八問遁甲第8死門を開けていた彼らはまさに敵なし不可能もなしであった。赤西仁よりもカッコいいジャニーズはいるかもしれない、だが赤西仁ほど憧れたジャニーズはいなかった。仕草を、服装を、態度を、あらゆることを真似て自己投影しようとしたのは彼が最初で最後であった。

アスファルトを蹴り飛ばし、退屈な夜にドロップキックできるのは赤西仁だけなのだ。

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